眩暈
押見げばげば
眩暈/押見げばげば
唐黍の花かきわけて水平線
愛国心みづやうかんの匙に棘
梯梧落ちて白き睡魔となりにけり
草合歓の共感性に触れてより
蝉暮れて燃えのこりなき手紙かな
ゆふがほや睫毛濡れたる死者生者
爪切ればさびし阿蘭陀獅子頭
優曇華の影に眩暈を得たりけり
にんげんの真中つめたし鰻切る
前髪を焦がして夏を惜しみけり
眩暈 押見げばげば @gebageba0524
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます