【白と黒のサギ】
第四幕
〇場所:ミネとマナブのアジト
明転
マナブ「いっそあの婆さんの家、押し入っちゃいましょうか」
ミネ「馬鹿野郎! そんなことしたらあのババアを床下に埋めることになるじゃねえか。たかだか数百万で割が合わねえんだよ」
マナブ「でも、そのたかだか数百万がないわけだから……」
ミネ「うるせえっつってんだよ! 少し黙ってろ。俺は金がないわけじゃねえんだ」
マナブ「え? 兄貴、あるんすか?」
ミネ「ああ、あるさ」
マナブ「あの、じゃ、ト……トクナガってやつの埋蔵金みたいなのがあるんすか?」
ミネ「ああそうだ。あのトクナガ埋蔵……って徳川だろっ! 何で微妙にかすってんだよ。お前、もしかして俺をためしてんのか?」
マナブ「とんでもありませんっ! すんません。俺テンパっちまって、よく知らねえのにイキっちゃいました」
ミネ「マナブ、お前はバカが取り柄なんだからよ。余計な小技なんか繰り出そうとするんじゃねえよ」
マナブ「はい! あざっす!」
ミネ「まあ、埋蔵金といってもな、実は……ひょんなところから転がり込んできたのさ」
マナブ「ひょ、ひょんっ?……てところに転がしてあるんすね。なんかよくわかんないっすけど、兄貴、カッコいいっす!」
ミネ「おうよ!」
マナブ「それで、いつ使うんすか? その金」
ミネ「でかいヤマが来た時だ」
マナブ「でかい……ヤマ……」
ミネ「そうすりゃ、こんなしみったれた世界とはすぐにおさらばできるんだよ」
マナブ「なんで今、その金を使わないんすか」
ミネ「いいか? でかい金ってのはな、それに見合ったタイミングで動かさなきゃしくじっちまうんだよ。だから俺は、そのヤマが来るのを待ってるのさ」
マナブ「や、やっべー! 俺なんかゾワゾワしてきたっす!」
ミネ「にしてもだ……。あんなにニュースで流れちゃ、迂闊に動けやしねえ」
マナブ「え? なんすか? なんか言いました?」
ミネ「なんでもねえって言ってんだろ」
マナブ「すんません」
ミネ「……」
マナブ「あの……兄貴……」
ミネ「なんだよ」
マナブ「その……でかいヤマってのが来た時は、俺も一緒に連れてってくれますよね?」
ミネ「ああ?」
マナブ「いや、あの……す、すんませんっ!」
ミネ「馬鹿野郎。当たり前のこと聞いてくるんじゃねえよ」
マナブ「え? あ……う、うっす!」
ミネ「別に抜けたきゃ、無理についてこいとは言わねえぞ」
マナブ「まさか! 俺、兄貴に一生ついていきます! あんとき兄貴に助けてもらえなかったら……俺、あのまま海に沈められてましたから」
ミネ「……」
マナブ「感謝してます。マジで」
間
ミネ「マナブ、お前いくつだ?」
マナブ「俺っすか? 二十一っす」
ミネ「……二個下か」
マナブ「誰がっすか?」
ミネ「誰でもねえよ」
照明が少し暗くなる
ミネとマナブ、二人静止したまま回想シーンとして声のみが流れる
女の声「見て! 可愛いでしょ」
ミネの声「ガキなんていらねえんだよ」
女の声「そんなこと言っても、絶対可愛がるに決まってるよ」
ミネの声「お前が勝手にそう思ってるだけだろ」
女の声「ねえ、名前は何てつけようか」
ミネの声「好きにしろ」
女の声「じゃ、私と似ている名前にしちゃお。そうすれば、ずーっと可愛がってもらえるもんね~」
ミネの声「馬鹿かお前は。名前が似てりゃ可愛がるとか、意味不明だ」
女の声「いいの! ……バラにも合う可愛い名前だよ~」
ミネ「バラ? 何だそりゃ、植物じゃねえか」
女の声「うふふ」
ミネ、スポット照明で浮き上がる
ミネ「くそっ! お前のために足を洗おうってのに……」
暗転
第五幕
〇場所:フジコの部屋とミネのアジト
明転
フジコとミネが、それぞれの空間に立ち、電話で話している
フジコ「わかったわ。じゃ、午後二時に来てくださるのね」
ミネ「はい。とらやと一緒に」
フジコ「あらやだ、そんなお気遣いなんてよろしいのに」
ミネ「……」
フジコ「ところで、ミネさん……だったかしら?」
ミネ「はい、なんでしょう」
フジコ「あなた、ご結婚は?」
ミネ「いえ、まだ」
フジコ「あらやだ。こんなに素敵なお声なのに」
ミネ「声だけで結婚はできませんので」
フジコ「そうかしら。私は、声や話し方にも人となりが出てくると思うのだけれど」
ミネ「人となり……ですか」
フジコ「あなた、とても優しい方だと思うわ」
ミネ「さあ、どうなんでしょう」
フジコ「きっとご家族にもお優しいんでしょうね」
ミネ「家族とは縁を切りました」
フジコ「まあ、なぜかしら」
ミネ「迷惑ばかりかけてきましたから。所謂、雑魚キャラというやつでして」
フジコ「そんなひどいことを言う人がいるなんて、あんまりですわね」
ミネ「……ええ」
フジコ「ご兄弟は?」
ミネ「年の離れた妹が、ひとり」
フジコ「そう。おいくつになるのかしら」
ミネ「二十三です」
フジコ「お幸せに暮らしているのでしょうね」
ミネ「もう、しばらく会っていないので」
フジコ「妹さんのお名前は、なんとおっしゃる……」
ミネ「すみません、電波が少し弱いようです。それでは後ほど……」
フジコ「あ、ミネさん!」
ミネ「はい?」
フジコ「おいでになる少し前に、もう一度だけお電話してきてくださる?」
ミネ「なぜでしょうか」
フジコ「私がお約束を忘れてしまっていたら困るから、念のためです」
ミネ「そんなことは……ああ、分かりました。では」
フジコ「必ず」
双方、電話を切る
舞台全体が暗転
フジコの声「それで?」
男の声「ご協力、感謝します」
フジコの空間のみ明転
フジコ、立ったまま振り向かずに、後方にいる男に尋ねる
フジコ「この後、私はどうすればよろしいのかしら」
声の主である警部が、フジコの背中へ向かって返答する
警部「はい、向こうから電話が入りましたら、またこちらから指示させていただきますので」
フジコ「それまで、待機せよと」
警部「おくつろぎください」
フジコ「私の家ですけどね」
フジコが振り向き、警部を睨む
警部「失礼しました。ご協力をお願いした上に、お宅にまで機材をお持ち込みする事になってしまい大変恐縮です」
フジコ「警部さんのお名前は、何ておしゃいましたっけ」
警部「アケンバラといいます」
フジコ「一度伺っただけで、覚えてしまいそうなお名前ですわね」
警部「事件解決とともに忘れていただければ幸いです」
フジコ「今回の首謀者のミネと名乗っている男は、他の事件でも追われているんですの?」
警部「申し訳ありませんが、お答えすることはできません」
フジコ「半年前、大規模なシステム障害の影響で金融界が大騒ぎになりましたわよね」
警部「はい」
フジコ「普段は現金輸送などしない職員がやむなく担当についた隙を襲われ、大金が消えたとか」
警部「それが何か」
フジコ「警部さん、その事件をご担当されていませんでした?」
警部「なぜ、ご存じなのでしょうか」
フジコ「捜査会見のニュースでお顔を拝見した気がします」
警部「そうでしたか」
フジコ「実行犯は捕まったのに、なぜか強奪されたお金の行方が未だにわからないままだそうですね」
警部「お詳しいですな」
フジコ「ということは、まだあの事件は未解決」
警部「ええ」
フジコ「不思議ですわ」
警部「何がでしょう」
フジコ「その事件を追っているはずの警部さんが、オレオレ詐欺の現場においでになるなんて」
警部「管内で起きた事件は、ひと通り足を運ぶようにしております」
フジコ「大変なお仕事ですのね」
警部「ええ、まあ」
フジコ「ところで警部、ご家族は?」
警部「取り調べですか」
フジコ「これだけ協力しているのだから、それくらいのお喋りには付き合っていただきたいわ」
警部「両親は既に他界しました。兄弟姉妹はおりません。そして、未だ独身であります」
フジコ「恋人は?」
警部「追及が激しいですな」
フジコ「いらっしゃるのね」
照明が少し暗くなり、警部だけにスポット照明が当たる
フジコと警部の二人は静止したまま、回想シーンとして声のみが流れる
女の声「嫌だ! 絶対堕ろさない!」
警部の声「頼むから言うことを聞いてくれよ。もうそうするしかないんだよ」
女の声「じゃ、私が直接会いに行く。そうすればきっと大丈夫だよ」
警部の声「大丈夫? 何がだ? お前は……何を……言っている?」
女の声「私達の事をまだ知らないんでしょ? この子の事だって……だったら二人で一緒に謝りに行けばわかってくれると思うの」
警部の声「そんなこと……させるか」
女の声「え? なんで? どうしてそんな怖い顔してるの?」
警部の声「やっと……やっとここまで上り詰めて来たんだ。今さら……邪魔されるわけにはいかないんだよ」
女の声「邪魔だなんて……そんな……この子が可哀想」
警部の声「可哀想なのは、お前の頭だよ」
女の声「え?」
警部の声「お前の存在が邪魔なんだよ」
女の声「……私? そんなの嘘……だよね」
警部の声「こいつも……なきゃ……」
女の声「何?」
警部の声「俺のシナリオから、お前の名前を消さなきゃ……な」
女の声「消すって何? やだ……やめて、お願い……たす……おにぃ……」
照明が元に戻り、部屋全体が明るくなる
警部「振られました」
フジコ「まあ」
警部「忙しすぎて構ってやれませんでしたから。仕方のないことです」
フジコ「その言い方、まるであなたが保護者のようですわね」
警部「そうでしょうか」
フジコ「お若い方だったのかしら」
警部「そろそろこのあたりでご勘弁ください。では、失礼します」
警部、フジコに敬礼をしてその場から立ち去る
フジコ、警部の背中をみつめる
暗転
第六幕
フジコ、スポット照明で浮き上がる
フジコ、受話器を持って話している
フジコ「今、どちらに?」
ミネがスポット照明で浮き上がる
ミネ、スーツ姿で片手に携帯電話、反対側には鞄を持っている
ミネ「そちらに向かっています。約束の時間には伺えますので」
フジコ「よかった。私ったら、ヘルパーさんがいなくなってから物忘れが本当にひどくりましたの。大事な予定も忘れてしまうことが多くなって……。だからあまり外出もしなくなってしまったわ」
ミネ「ですが、先日はプレミアムチケットでお芝居を見に行かれたはず」
フジコ「ええ、そうなんです。あのチケット、ヘルパーさんが私のために応募してくださったのよ。本当は一緒に行くはずだったんですけど」
ミネ「辞めてしまった」
フジコ「ええ。実の娘のように思っていたの。だからとても残念で」
ミネ「そうですか」
フジコ「猫がお好きな方でね。飼っていた仔猫に、ご自分の名前と似ている名前をつけたそうよ。マオって」
ミネ「……マオ?」
フジコ「お辞めになる少し前だったかしら、恋人と上手くいってないって悩んでらしたわ」
ミネ「それで?」
フジコ「お相手の方、とても危険なお仕事についていたので、彼女を心配したご家族が難色を示したらしいの」
ミネ「今時、そんな話があるんですかね」
フジコ「彼女の幸せを思えばこそなのでしょうけれど」
ミネ「……」
照明が少し暗くなり、ミネだけがスポット照明で浮き上がる
フジコとミネの二人は静止したまま、回想シーンとして声のみが流れる
女の声「お兄ちゃん、私はあの人と結婚したいのよ!」
ミネの声「馬鹿なのかお前、相手の職業を考えろよ! できるわけがねえだろ」
女の声「それは私じゃなくて、お兄ちゃんのせいでしょ! それに私……」
ミネ「いいから、とにかくあきらめろ。これから俺と二人で商売でも始めりゃ、そんなやつのことなんてすぐ忘れちまうよ」
女の声「やだ! 絶対に別れないもん。お兄ちゃんのバカ!」
ミネ「マコ!」
部屋全体が明るくなる
フジコ「今もずっと連絡も取れいままで……私、とても心配なんですの」
ミネ「そのヘルパーさん、いつ頃お辞めになったんですか」
フジコ「半年くらい前だったかしら」
ミネ「……半年前」
フジコ「でも、もしかしたら」
ミネ「何です?」
フジコ「あ、いえね、お辞めになる数日前から少しご気分が悪そうだったの。ご体調は大丈夫? って聞いたら、病気ではないのでって言って、お腹をかばっていたようにも思えたわ」
ミネ「……」
フジコ「あらやだ。私ったら、またおしゃべりをしすぎてしまったわね」
ミネ「いえ、そんなことはありません。とても役に立つ話ばかりでした」
ギャーッと叫ぶような猫の鳴き声とともに、ガタガタガシャンッと激しく機材の落ちる音
ミネ「どうかされましたか?」
フジコ、背後を気にしながら小声になる
フジコ「ごめんなさい。どうやら、今日もお会いできそうにないわ」
ミネ「え? 何かあったんですか?」
フジコ、矢継ぎ早に捲し立てる
フジコ「ミネさん、あなた、アケンバラというお名前に聞き覚えはあるかしら」
ミネ「アケンバラ……ですか? さあ。その名前がどうかしましたか」
フジコ「よくお調べになって。アケンバラ……とても珍しいお名前よね」
ミネ「アケン……バラ……? あの! もしやお宅に来ていたヘルパーって……」
フジコ、電話を切る
ミネの空間が暗転
警部が現れ、後方にいる部下に向かって怒鳴る
警部「何をしているんだ!」
警官の声「も、申し訳ありませんっ! いきなり機材が倒れてしまいまして……」
警部「馬鹿者! さっさと立て直せ!」
フジコ「驚きましたわ。突然ものすごい音がするんですもの」
警部「失敬。それで奥様、電話を切る前に相手はなんと言っていましたか」
警部、フジコのほうへ近づき、探るように尋ねる
フジコ「お見えにならないかもしれませんわ」
警部「え?」
フジコ「だって、あれじゃ私でも気がつきますわよ」
フジコ、倒れた機材を慌ただしく片付ける警官たちに視線を向ける
警部「くっ……」
フジコ「こう言っていました。楽しかったよ、と」
警部「……」
フジコ「そして最後に、三億もあれば十分……とも」
警部「三億?」
フジコ「ええ」
警部「……奴か」
フジコ「警部、どうかなさいました?」
警部「奥様……あなた……」
フジコ「なんですの?」
警部「いや、なんでありません」
フジコ「……」
警部「私は、今から署に戻る! 後を頼むぞ!」
警部、警官たちに向かって声を張り上げたあと、フジコを一瞥して部屋を出ていく
フジコ、警部の視線を受け流し正面を向いたまま立っている
暗転
第七幕
〇場所:フジコの部屋
明転
フジコ、椅子に座り写真を見つめている
回想シーンとして声のみが流れる
マコの声「フジコさんお願いです! 少しの間この鞄を預かって欲しいんです」
フジコの声「まあ、どうしたの? マコさんたら全身泥だらけじゃないの」
マコの声「ごめんなさい突然。私、どうしても兄を助けたくて。でも私じゃどうすることもできなくて。だけど、きっとあの人ならなんとかしてくれるはずだから」
フジコの声「落ち着いて、マコさん。いったい何があったの?」
マコの声「私、あの山から掘り出してきたんです。兄には内緒で」
フジコの声「掘り出すって、何を?」
マコの声「兄は、また罪を重ねようと……良くないことをしようとしている。でももう止めてほしいんです。これさえ返してしまえば、きっと兄も諦めてくれると思うんです」
フジコの声「諦めるって何を? とにかく家へ上がって。今温かいお茶を入れますから」
マコの声「私、今すぐ行くかなきゃならないんです。だから、フジコさんお願い」
フジコの声「預かるのは構わないけれど、この中に入っているものはいったい何?」
マコの声「こっちのバッグに入っているのは私の猫です。それと……」
電話の着信音が鳴る
フジコ、受話器をとる
フジコ「はい」
男の声「僕です」
フジコ「……」
男の声「もしもし」
フジコ「合言葉は?」
男の声「……」
フジコ「合言葉!」
男の声「ヤマ」
フジコ「うふふ」
男の声「いつまでやるんですか、これ」
フジコ「あらやだ! いつまでもやるわよ。だって楽しいんですもの」
男の声「そうですか……。ところで」
フジコ「来たわよ」
男の声「やはり、現れましたか」
フジコ「よく誘いだせたわね」
男の声「まあ、方法はいくらでもありますから」
フジコ「ずっと追っていたの?」
男の声「黒い噂の絶えない人物でしたから。リストにもあがっていましたし」
フジコ「そう」
男の声「なぜ、こんな危険を?」
フジコ「妹さんが姿を消した理由に、たどり着いてほしかったのよ」
男の声「残念ですが、恐らく彼女はもう……」
フジコ「……」
男の声「すみません」
フジコ「これから、間違いなくミネという男は動くわ。そしてそれを追うように警部も」
男の声「潰し合いをさせるつもりですか」
フジコ「ドラマのようにはいかないでしょうけど。なにも知らないまま幕引きじゃ、少しフェアじゃない気がして」
男の声「肩入れしすぎですよ。ここからは僕たちに任せて、少し大人しくしてください」
フジコ「お説教は無駄よ」
男の声「心配するこちらの身にもなってもらえませんか」
フジコ「心配なら、たまには顔を見せに帰って来なさいな」
男の声「すみません。この件の捜査が終わるまでは……」
フジコ「わかってるわ。あなただってお仲間を調べるのは辛いわよね」
男の声「仕方がありません。それが仕事ですから」
フジコ「ご飯はちゃんと食べてるの?」
男の声「はい」
フジコ「無茶はしないでね」
男の声「お母さんこそ。それじゃ」
フジコ「あ、帰ってくるときは連絡を忘れないでね。あと」
男の声「— とらや — ですね」
フジコ「ふふ。あなたは自慢の息子よ、マサアキ」
フジコ、受話器を置く
マオ「ニャーゴ♪」
フジコ「あらあら、マオちゃん。どこへいっていたの、お散歩? それにしてもあなたって本当にお利口さんね。とても上手に倒すんですもの」
猫が現れ、潜り込もうとする鞄の奥に札束が散らばっている
フジコ「ふふ、やっぱりその場所が好きなのね。マコさんの香りが残っているのでしょうね」
フジコ、抱き上げた猫を撫でながらつぶやく
フジコ「マコさん、もうすぐよ。きっともうすぐ、あなたを見つけてあげられるわ」
溶暗
完
山 ふかさわ らな @rana-f
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます