手を繋ぎ目を繋いでもわからないけれどわからなさで繋がれた哲学的な魅力を感じる恋の短歌です。「わからなさ」という否定的な観念を、短歌の中で見事に反転させている手腕には、目を見張るものがあります。既視感のない、独自の世界観が光る、秀逸な口語短歌集と言えるでしょう。推し短歌1首。ロイヤルミルクティーは味がしなかった ロイヤルミルクティーは味がしたかった?
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