しまなみ海道・尾道の旅【カクヨム短歌賞10首連作部門】
水涸 木犀
しまなみ海道・尾道の夏
青いバス疾くと走るよ山のなか長月緑がどこまでも濃く
大橋の真ん中二輪で駆け抜ける高揚二割に畏れが八割
刺身盛りツマを探してシソめくる現れたのはシラスの釜揚げ
再来週水軍レースがあるらしい本場ほんもの海賊王だ
珍しい黄色い帽子を見つめると声をかけられ慌ててあいさつ
スズメ二羽くちばし開いてトコトコとアイス以外の涼をとらせて
PAで急いでスタンプゲットしてカップルに渡し笑顔で “Thank you.”
千光寺目指すが途中で鎖修行足掛け諦めそそくさ戻る
自転車のセーラー服たちすれ違う陽光差し込むシャッター通り
巨大笹お願いごとがよく見える警察なりたい園子になりたい
しまなみ海道・尾道の旅【カクヨム短歌賞10首連作部門】 水涸 木犀 @yuno_05
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます