正直に言えば、自転車競技って何それ? というのがかつての認識。
今はグランツールの無料配信とかハイライト動画を観るくらいには、ロードレースが好きになりました。
ロードレースを知るきっかけ自体は前からあって、マンガ「OverDrive(安田剛士)」や小説「サクリファイス(近藤史恵)」でロードレースがどういうものなのか、を知ってはいました。
でも、実際の競技を観てみたくなったのは、今作を読むようになってからです。
スタートの前から始まる心理戦や深く絡み合う戦術、それを跳ね除ける個人の力とそれに溺れた隙を見抜く洞察力。
手に汗握る戦いを展開していく描写にわくわくしていました。
完結おめでとうございます。
続編にも期待しています。
何気なく読んでほしい。
読めば読むほど、自転車競技に掛ける人達の想いが伝わってくる。
男子高校生が、高校デビューを地味に盛り上げていく成り上がり物。
その動機が「タイトル」になってるので青春物でもある。不純と言うべからず
男子たる者、彼女ほしいは、永遠の課題なのだ。
でも、男って生き物はハマると、周りが見えなくなるほど集中できるらしい。
次!どうなるとか
読んでいくうちに数回、戻り読みという現象が発生するとか
ハンカチ無くして、進めないとか
人それぞれの共感部分を感じれる
そんな話に厚みある
人に人情ある
小説
爽快にスプリントする
光速・・・淡く穏やかな速さも、目も眩むほどの閃光も
高校という通過点を鮮明に照らし出し、光は影を伴って
通れるロードは、ただ・・・一つ
さあ、あなたは何を感じるだろう。
そして、世界を股に駆ける!
女の子は・・・可愛い