とても素敵で温かいお話に、思わず二度読み返してしまった作品です。おばあちゃんの、亡き夫への愛が本当に温かくて優しく、だからこそ切なくて、読み返しては涙がぽろりしてしまうような、そんな作品です。天国では会えるといいねと、そう願わずにはいられません。とても素敵な作品を、ありがとうございました。
祖母が半世紀近くも一人の人を想い続けた気持ちが手紙を通して痛いほど伝わってきました。その愛は悲しみを超えて娘や孫へと優しく受け継がれているそこが美しいと思いました。春海が手紙を葉桜の木の根元に埋める場面は過去と未来をそっと結び直すようですごく素敵そう思いました。
最近は結婚式をやらない人が増えているそうですが、式では必ずと言っていいほど「生涯の伴侶として愛し続けることを誓います」的な宣誓をします。しかし、それを実現できている人はどれほどいるのか…決して悪いことだとは思いません。結婚を呪縛と感じ、解放されたいと望む人もいるでしょう。結婚というものを重く考えなくて良くなってきているというのは、時代の流れによるプラスの変化だと思います。反面、一人の人を愛することの難しさ、それができる人の少なさも顕著になっていると感じるのです…一人の人を愛し続けた、その様子がわかる手紙。きっと心打たれるでしょう。
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