My life is a normal life?

ナナコは激怒した。
必ず、かの理不尽を除かねばならぬと決意した。
ナナコには「大人6」と言われても新大久保の相場が分からぬ。
ナナコは、ハコの楽人である。ベースを鳴らし、音と遊んで暮らして来た。
けれども、身体接触に対しては、人一倍に敏感であった。



作品の内容に触れるのは、ここまでにしておこう。



さて、いきなりとんでもないことを言う。

この作品は小説ではない。

では何か。




答えは、楽曲である。
これは譜面なのだから、けして黙読してはならない。音読するのだ。

『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり』

そう、国語の時間に音読した、平家物語の一節のように、
あなたもひとりの琵琶法師となって音読すべきなのである。

そうしなければ、この作品の真味は十全とはならない。

いいから読みたまえ。しかも、のろのろと読んではならぬ。
ラッパーのように、プロレスの実況者のように、一気呵成に勢いよく読み下すのだ。


そうすれば、この作品のバイブスが感じられるだろう。
破天荒極まる主人公とその仲間たちの、「普通」ではない「普通」を。

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