おまけ

 帰り道先生にどうやって帰ってきた訪ねた。

「先生、どうやって帰ってこれたんですか」

「これだよ」

 先生はボロボロに砕けた鍵を見せてくれた。

「これは図書館の鍵?」

「私には能力があると言ったろう。鍵は図書館を崩壊されるだけではなく、1度だけ外に出せてくれる役目もあったんだよ」

「男はどうなったんですか」

「さぁね、今でもあそこにいるんじゃないか。それよりその本は」

「出る時に落ちていたので拾ってきました」

「エミリーとアスラーの旅日記。これはまた。それはね、前任が書いた本なんだ。薄々体験談を書いてることは分かったけど、認めたくなかった」

「著者、ルーンって書いてありますよ」

「そうか。ルーンっていうのか。」

「名前が分かって良かった。」

「これからも本が読めますね!」

「そうだな助手君」

 二人が世界中を旅して本を集めるのはまた別のお話。


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司書さんは静かに過ごしたいようです。 東井タカヒロ @touitakahiro

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