師を越える【天使偶像の白弓】――②
◇
お師匠様の勘が珍しく外れたことが発覚したのは、少しの日を置いた先日であった。
【ランベレス領域】に、再び【オブレーガの大地】の悪夢が現れるという【
【
強力な存在の出現を察知し、いの一番に駆け付けた
アルネア大陸の歴史上、最悪の
浮遊大陸から出現した
悪夢の中の悪夢。
最強の
……先陣を切って赴いたのがクラリスさんでなかったのは、幸運だっただろう。
どうなっていたか分からなかった。
何か、変化が起きている。
長い歴史の中で一度もなかった、何かが……。
「
「そうだね――。頑張ろうか」
【
「この調子でこちらに浮遊大陸の
このたびの
「私があの大地へ再び
今後に関わる重大。
「なんにせよ、クラリスの解析待ちだね。しばらくは私が修行の指揮を取ろう」
そして――――。――なんとか、お師匠様の試練を生きてこなしてみせたその時、お師匠様はおもむろに、
「私の弟子たち、ついに私と
ついに、ここまで来た――……。
ボクとモニカは不安に震えるでもなく、顔を曇らせるでもなく、ただただ「ついにここまで来たねぇ」と、顔を見合わせて感慨深く思い馳せたものだった。
「
「そうだね、その不思議はきっと、ボクたちが
「んー……幸運というには、ずいぶんと苦難に片寄った道筋だったけど……」
「本当の幸運とはそういうものかもしれないよ。――……それにしても苦難に片寄っていたとは、思うけれど」
「フフっ!
「うん。試練として挑む以上に……あの人へ、ボクたちの
世界の
だが日進月歩を踏み締めて目指したその領域の片端へと、ついに足を踏み入れたという実感は、紛れもなく目指した未来の一つであった。
この結果
ボクたち兄妹の、呼吸の証。
日進月歩の足跡、存在の証明。
生きてきた時間の
【リョウガ鍛錬所】で鍛え上げた武器を、ボクたちは握り締めた。
絆のクラフトマスター ~兄妹で挑む救世譚、二人の【武器スキル創生】で最強の魔王を討つ!!~ 羽羽樹 壱理 @itiri-yuiami
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