せ……先生がたは、向こうで飲んでいただいて……。

まあ、そらそうなるわな 笑

が連続して起きる物語にございました。


この世界は、文豪がAIとして蘇っているそうです。
……恐ろしいですねえ……人間失格は、同じ人間が書いているからおかしいような、もどかしいような、哀しいような……な感覚を味わえるのに、
AIに『人間失格』と言われて追っかけられたら違う意味になってしまいますものな。

そして、捕まったら、
永遠に『人間失格』で満ち溢れた矯正施設に送られるのだそうです。

地獄ですね 笑 
逆心療内科みたいな事ですかね。


そうこうしている間に、次々と新しい文豪が蘇ってきて、
最後は、みんな大好きあの文豪で締めくくられます。



最近よく思います。

「憧れている人は、憧れのままでいい」
っていう考えです。
憧れている人に実際、何かの拍子に会ってしまって、幻滅することほど哀しいことはないと思うのです。
そして、実際に会えてしまうのがこの物語の世界観なのでしょうな。
ディストピア。恐ろしや。





例えばそうですなあ……
私の好きなNAKAHARAは、常にからみ酒で一般人に迷惑をかけるのでしょうな。






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