らんるのかんらんしゃ

七草さとり

らんるのかんらんしゃ

観覧車にながされていく体温と朱色に染まるはぐるまの音


-め-のまわる桃源郷のさんばしで小鳥ついばむ恋人の影


ぴらにあにたべられちゃうよ寝言までこどもなんだねはやくお眠り


寝言までわたしのものだ(ききみみに)サンスクリット語で愛してる。


〈いばしょには縁のなかったふたりです〉まだ手さぐりのふたつのピース


ヤドカリは生活感のかたまりだね 腕がたくさん、いるはずだよね


衣食住をとりあう遊び――違うよね――歌のかしかと思うたられば


襤褸襤褸ぼろぼろのあるふぁべっとくっきーが袋のなかでかじりあってる


想い出をどう口移しされたって許せる日にかぎってきみが


背中から倒れるドミノ 「ふつうだよ?」わざとそらした目をのぞいてよ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

らんるのかんらんしゃ 七草さとり @sasugari

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画

同じコレクションの次の小説