個人的にAIは神になりえる存在だと思っています。すでに私たちは、AIから知識を与えられ、情報を得て、日々の生活を助けられています。それによって人は自ら考える力を徐々に手放しつつあるのかもしれません。Googleなどの検索エンジンが人類の知恵袋として機能してきた時代を経て、今やAIという存在がその役割をより強く担おうとしています。しかしもしその神が誤った道へと人類を導くとしたら。その時、私たちはどのような結末を迎えるのでしょうか。そんな問題意識に触れられる、まさに今読むべきテーマを孕んだ小説だと感じました。
ある男が神を作ってしまった!! 宗教のるつぼから生まれた新たな神によって、人類は命のふるいにかけられる。宗教って、その時代その時代の現実的な問題を反映している……みたいな話、ありますよね。「AI時代に信仰があったらどうなろうか?」という疑問に緻密に向き合った、示唆に富む作品だと思います。さあ、あなたもこの教義を読んで、選ばれし民になりましょう!
AIで神を作るという発想…めちゃ面白いですね!?創作欲が刺激されました。オチも好きです。
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