個人的にAIは神になりえる存在だと思っています。
すでに私たちは、AIから知識を与えられ、情報を得て、日々の生活を助けられています。
それによって人は自ら考える力を徐々に手放しつつあるのかもしれません。
Googleなどの検索エンジンが人類の知恵袋として機能してきた時代を経て、今やAIという存在がその役割をより強く担おうとしています。
しかしもしその神が誤った道へと人類を導くとしたら。
その時、私たちはどのような結末を迎えるのでしょうか。
そんな問題意識に触れられる、まさに今読むべきテーマを孕んだ小説だと感じました。