もう過去になった私の記憶

モコモコcafe

私たちの青春を奪い去っていった


あの時のみんなはきっと思ってた、こんなのすぐに元に戻るって。



日常が気付いた時には消えていて、言葉にできずに吐けぬ思い。



給食も休みの日でさえ友達と心通わず日々が過ぎゆく。



私にはどうしようもなく辛かった、けれど大人は能面かぶる。



いわれのない不安に襲われ涙拭く、けれど残るは虚しさだけで



巣立ちしてみんなと別れて別々に。終わったことだと社会は扱う。



青い空、銀のサッシに模られ、蒼のキャンバス白が切り裂く。



いつからか学校に行かず眠る日々。私にだって変えられないの。



転校し、家で受ける授業中、私はどこに向かっているのか。



時がたちもうあの時は夢の底、けれど心は今も忘れず。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

もう過去になった私の記憶 モコモコcafe @mokomoko_cafe

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

参加中のコンテスト・自主企画