線香花火
Rie
— ちりり —
---
そっと灯る 火花の儚き 命かな
消えゆく音に 夜の夢重ね
はかなくて 指先焦がす 光さえ
胸に残りて こぼれ落ちゆく
ちりちりと 落つる火花の 踊りかな
刹那の恋を 手のひらに抱く
月影に 揺れる紅の火は
夏の終わりを そっと告げにけり
そよぐ風に 草陰に残る灯
淡き灯火が 夜路を照らす
---
線香花火 Rie @riyeandtea
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます