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今回の三題噺のお題は「ファリベリータ(存在しない言葉)」「若返り」「ぬいぐるみ」でした。

※以降、「ファリベリータ(存在しない言葉)」は「ファリベリータ」とします。


ファリベリータは検索したら分かる通り、存在しない言葉です。

本お題の「ファリベリータ」「若返り」は私が出しました。


ファリベリータをお題に出したいと思ったきっかけは「ズンドコベロンチョ」でした。世にも奇妙な物語のお話ですね。存在しない言葉を一回触れてみたいなと思ってました。


若返りはどうして出したいと思ったか忘れました。


ファリベリータを出しからには、これを軸に話を組み立てていくつもりで、今回は構想を練りました。



ズンドコベロンチョを知っているがために、「知識人が知らない言葉に対して翻弄される」みたいなのは書けないなと思ったので、そのアイデアを省くようにしました。


テーマとしては「ファリベリータという言葉に概念が集約されていく」というのが面白いのではないかと思い、そこから話を膨らませ、結果的に「ファリベリータという謎の言葉がはやり、周囲に浸透していき、最終的にあらがっていた主人公も飲み込まれる」というストーリーに昇華しました。

今回はアイデア面を押しだした内容になったかなと思います。


あと、タイトルの「ファリベリータ、ファリベリータ、ファリベリータ。」には以下の意図があります。

・ファリベリータがあふれているようにみせる。

・末尾の「。」を入れることで、主人公が自身にファリベリータを順応させるように言い聞かせている。



余談ですが、「若返り」を今回の話に盛り込むのに時間がかかりました。

当初は単純にファリベリータを「すべての意味を包含している概念」にしようとしていたため、敢えて若返りを出す意味がなかったのですが、軌道修正して「すべての意味を包含している概念」に加えて「魔法の言葉(これを唱えることで物事がうまく運ぶ)」とすることで、より若返りに関する1シーンを入れることができるようになったと思います。


以上、自作に対するコメントでした。

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【短編】ファリベリータ、ファリベリータ、ファリベリータ。 お茶の間ぽんこ @gatan

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