8月3日くらいの
らせんかいだん
8月3日くらいの
蝉の声 もう少しだけ 寝かせてよ
寝ぼけ眼で 踏み出した夏
枕元 確認すると 蝉じゃない
鳴いていたのは 俺の携帯
男しか 存在しない グループで
今夜行こうと 祭の誘い
面倒だ 行かないことも 面倒だ
結局俺は 出かけてやった
日が沈み かけたところで 駅に着き
顔を合わせて いざ出陣
華がない 嘆きながらも 突き進む
品がないのは どこのどいつだ
香ばしい 匂い漂う この道で
バカ騒ぎして 駆け抜けよう
一通り 見て回るのは 束の間で
空見上げると 満天の星
ぶち壊す 勢いのまま 上げられた
夏の爆弾 炸裂させた
あいつらと 過ごした夏を 振り返る
華がなくても 青春だった
8月3日くらいの らせんかいだん @spiralstaircase
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