俳プ/Hype

種田山頭火でさえ、ここまで自由ではなかった。

あまりにも自由すぎて俳句の枠に収まりきらなかった、だからこそ「俳プ」なのだ。

考えてみてほしい。あなたはビームサーベルで氷河の星を斬ったことがあるだろうか？
もちろん、そんな経験を持つ人などいない。

だが、言葉の中ならできる。
表現に制約がなければ、何だって可能だ。

なのにどうして、テーマや体裁、文字数やレビューの数字に縛られて、退屈な文章を書いてしまうのか。
芸術とは、いつの時代も破壊であり、爆破であるはずだ。

筆者はそのことを伝えるために、俳プという形を選んだのだろう。

もしくは、すっごく眠かったのだろう。