※騒動~燃える穴瘤~

※ιϯᘄक॑ד֝ժ՝石隺定ｼ主意

　((((※（チョメ）騒動勃発！！))))

　日扇日光（にせんにっこう）年、大和国（ヤマトノクニ）では、それはそれは※（ﾁｮﾒ!）※（ﾁｮﾒ!）※（ﾁｮﾒ!）な大波乱が起こっていた！

　お※（コ×）の売買（Byebye!）、一、二、三、四とんで五次問屋（とんや）！　正体不明の中抜きヌキヌキ仲介業者は、暗黒守銭奴国際金融資本家ドモや売国減反（げんたん）推進党と結託し、国家破壊的輸出用&飼料用※（コ×）補助金爆増田辞誘導（でんじゆうどう）を加速するとともに※（コ×）先物インサイダー取引を画策。大和国民（ヤマトノクニノタミ）は国産※（コ×）を奪われ、国産※（コ×）由来の氣（オーラ）——敵を指一本触れずしてブッ飛ばす超能力——を無力化してしまったのだった、というのは本気（マジ）寄りの冗談で、※（コ×）価格が大暴騰（ぼうとう）してしまったのだった！！！！

　止まらないお※（コ×）高騰。

　だがしかし！　朝も昼も夜もパンパンパンパン、※（コ×）消費を（・）節（・）制（・）、性欲抑制、オセッセ抑制、仕事と四毒（しどく）の不摂生（ふせっせい）反復横跳びに勤（いそ）しむ大和国民（ヤマトノクニノタミ）は、なぜかあんまり気にしていない！　なんでや！

　そーんな洗脳済実験動物（モルモット）同然な国民に対し、利用価値アリとして目をつけたのは、夏の国政選挙を控えた次期ミスター・プライムミニスター候補と名高い大物世襲政治家、脳水（のうみ）晶（あきら）だった！

「脳水（のうみ）晶（あきら）議員！　※（チョメ）騒動について、※（コ×）ントを一言！　お願いします！」

　マイクを持ったマス※（コ×）に、

　脳水（のうみ）晶（あきら）は、

「※（コ×）が高い……。※（コ×）は安くないということだ。国民は不労所得ガポガポの我々世襲政治家のように※（コ×）を氣軽（オーライト）に……いや気軽に、買えないということだ。私が思うに、こんなとき、政治家がとるべき行動というのは、※（チョメ）※（チョメ）SEXYな政策だ！」

　と抽象的（おぼろげ）に、回答。

「脳水（のうみ）議員！　もっと具体的な※（コ×）ントを！」

「控えさせてただく。それ以上の説明は必要ない。私を、信じろ……」

　皆、そう言われるがままに信じた。

　※（チョメ）※（チョメ）SEXYな政策の鍵となったのは……

　二種のお※（コ×）。

　一つには、マニマニオセッセ※（コ×）——悪（・）ーい取（・）引お（・）粗末折衝（W†◯）が決め散らかした海外から我が国への輸入義務米——である！　年間輸入ノルマは七（・）七（・）万トン、無関税！！　マニマニオセッセ※（コ×）の大部分を占めるのは、※国（コ×コク）産、ガンボリイヤ※（コ×）！！！　これが安くてケッコーウマ（・）い（・）！！！！

　二つには、♀（コ）月工（ゲッコウ）煌（コウ）※（コ×）——大和国（ヤマトノクニ）は小谷野（オヤノ）県原産の虹色に煌（きら）めく味七変化※（コ×）——である！　通称、〈オヤノナナヒカリ〉！！　ミテクレは大層だが、味や食感は塵（ゴミ）！！！　よって本来は家畜飼料に回されるしか用途がないそうだが、自（・）己（・）家畜化の得意な大和国民（ヤマトノクニノタミ）にはお似合いだということで、食用※（コ×）に異次元転用されてしまった！！！！　ナンデモ転用しときゃいいってもんじゃねぇぞ！！！！！　だがなんたって安い！　それに食べても栄養ない！　塵（ゴミ）だから！！！！！！

　————・・・八十八分くらいのち・・・————

　光の光速（はやさ）で農売推進相（のううりすいしんしょう）に高速就任した脳水（のうみ）晶（あきら）が、※（チョメ）※（チョメ）SEXYなカンジで、大和国民（ヤマトノクニノタミ）に説明した。

「マニマニオセッセ※（コ×）のガンボリイヤ※（コ×）と、♀（コ）月工（ゲッコウ）煌（コウ）※（コ×）——通称〈オヤノナナヒカリ〉を五対四の割合でブレンドし、ついでにどさくさに紛れて残りの一割に肥満強制鶏（ブロイラー）用ワク千ン混合※（コ×）──〈浸透ムコう水・ポリポリングリコー×〉を使用した複数原料※（コ×）として、五キロあたりの店舗価格二〇〇〇円（ﾂｰﾌﾞﾗ）で、どうでしょう？　名付けて、〈脳水※（のうみコ×）〉！！」

　説明に対し大和国民（ヤマトノクニノタミ）は……

「はい！　喜んで！」

「オカネモチのため！」

「タヒんでもええで！」

「バイコクドのため！」

「Give（ギ） me（ミ） Give（ギ） me（ミ） パン！ Give（ギ） me（ミ） Give（ギ） me（ミ） パン！」

（お※（コ×）〜）

「Give me Give me 安価紛（MAGA）いモン！」

（もっと減らせ〜）

　Highly! Pleased!

　（はい、喜んだ！）

　十中八九、今にも〈脳水※（のうみコ×）〉を飲み込まんとするかのように喜んだが……

　ただ一人！

　元洗脳済実験動物（モルモット）の田高井大和（たたかいやまと）が、※（チョメ）騒動を解決すべく立ち上がろうとしていた！

🌾🌾🌾

「元（・）、洗脳済実験動物（モルモット）でぇす！！」｜

　田高井大和（たたかいやまと）は元気よく、自己紹介する。

　隣に、田高井大和（たたかいやまと）が、大好きで、大好きな、ベージュカラー皺皺スキンな、おばあちゃん（御年八（・）十（・）八（・））がいる。

「大和（やまと）やァ、毎度すまんが、おつかい頼まれてくれんかのォ？」おばあちゃんが頼む。

「今日は何ィーっ！？」快く引き受け返事。

「このメモに書いとるからなァ、すぐそこの、新しくできた超越商店（スーパーマーケット）でなァ、こうてきてくれんかのォ？」

　メモには、こうあった。

〜・〜・〜・〜・〜

　【おつかいメモ】

　トマト

　絨毯（じゅうたん）

　UMA（ユーマ）

　しょうが

　おにぎり（コシフリフリきぼんぬじゃ）

〜・〜・〜・〜・〜

「おばあちゃん！　スーパーにUMA（ユーマ）は売ってないって、流石に！」大和ツッコミ。

「いや！　ある！　なんせそこは、普通のスーパーと違（ちご）うて、超越（スーパー）なんじゃ！」婆（バァ）カウンター。

「本当？」

「本当ォ。大和、信じろ！」

　こうして田高井大和（たたかいやまと）は、n回目のおつかいへ。

　だがしかし！！

　問題発生！！

　ツヤツッヤのトマトはあった！

　絨毯（じゅうたん）はあった！

　UMA（ユーマ）もあった！

　しょうがもあった！

　おにぎりがない！

　てゆーか、※（コ×）がない！

　((((※（コ×）ノットでぇす！))))

　田高井大和（たたかいやまと）はスッカラカンの商品棚を前に、

😭「※（コ×）、一切（イッサイ）なーい！」

　嘆いた。

　その場に頽（くずお）れた大和だったが、背後から、

「お客様ァ、お困りでしょうかァ？」

　と、青藍（インディゴ）な瞳を有する、外国人女性店員がお声がけ。

「あっ、おねいさん！　コシフリフリ※（コ×）でおにぎりを作りたいんですけど、ここになかったら、ないですよね？」

「コシフリフリはないですねェ。でも、〈脳水※（のうみコ×）〉ならありますよ？　五キロで二〇〇〇円（ﾂｰﾌﾞﾗ）ァ」

「は？　〈脳水※（のうみコ×）〉だって？　興味ないーッ！」

「どうしてですかァ？」

「え、だってさ、アレ、ケツがブースターみたいになるっしょ！？」

「え、そうなんですかァ？」

「じゃあほらおねいさん、〈脳水※（のうみコ×）〉一粒、飲み込めって！　ほい」

　大和は、外国人女性店員に、48（しじゅうはち）で69（シックスナイン）な毒素（トキシン）をブチ込むが如く、〈脳水※（のうみコ×）〉の一粒を喰らわせる！！

「ちょっとォ！　お客様ァ！」

「ま、ちょっと待ってみろって。〈脳水※（のうみコ×）〉の効果、すぐにわかるから」

　————・・・五七九（K・N・K）分くらいのち・・・————

「あァ！　お腹がァ！」

　と、インディゴブルーアイズ外国人おねいさんが、

　😆3🔥＝＝＝＝＝333（ブゥゥゥゥン‼︎）

　屁（ブゥ）ニングでブッ飛び、

　⬛︎

　⬛︎

　⬛︎

　😆ボォォォォン‼︎

　⬛︎

　壁に減（め）り込んだ！！

「なんこれェ！！」

　当然驚愕（きょうがく）おねいさん。怪我はない。

「だから言ったっしょ！　〈脳水※（のうみコ×）〉食ったら、屁で飛べるようになるの！　〈穴瘤（アナリュウ）舞廃（ブゥスタァ）症候群〉になるの！」

　——穴瘤（アナリュウ）舞廃（ブゥスタァ）症候群。

　その病理（びょうり）は以下の通り。

　まず大前提として、全部〈脳水※（のうみコ×）〉のせい。

　そしてその構成要素の一つ、ブロイラー用ワク千ン混合※（コ×）は、ワク千ン内の未申請の謎ナノテクノロジー成分によって、肛門に局所的な自己免疫疾患を引き起こし、肛門の環形に沿うようにして炎症性の瘤（こぶ）ができる。肛門口径（こうけい）の狭小（きょうしょう）化により、屁の増加と、排便困難、便秘を来（きた）す。

　次にその構成要素の二つ、マニマニオセッセな※国（コ×コク）産、ガンボリイヤ※（コ×）は、リン含有量が多い。ガンボリイヤ※（コ×）内のリンは、白・赤・紫・黒・数あるリンの同素（・）体のうちの『赤リン』、すなわち高分子化合物（ハイポリマー）的な立体網目構造を有するリンの結晶である。

　本来、人体におけるリンの排出は、大半が尿中成分としての排出であるが、ガンボリイヤ※（コ×）中のそれは、その非常に高い分子量のせいか、そもそもほとんど消化管で吸収されず、よりによって肛門に溜（た）まるため、ブロイラー用ワクチン混合※（コ×）による瘤（こぶ）形成に加勢する。

　そしてそしてその構成要素の三つ、小谷野（オヤノ）県原産の虹色※（コ×）——〈オヤノナナヒカリ〉には、硫黄（いおう）が多い。

　それら三種の合わせ技（千ー牛ではない）で、※国（コ×コク）産ガンボリイヤ※（コ×）由来の大便内の硫黄が頭薬（とうやく）（党三役ではない）として働き、ブロイラー用ワクチン混合※（コ×）とガンボリイヤ※（コ×）とに由来する膨らんだ炎症部位から漏れ出した赤リンが側薬（そくやく）の役割を果たす、これすなわち、燐寸（マッ千）である（マッ千ポンプではない）！

　ので、放屁（ほうひ）あるいは排便の度に、ιϯᘄक॑ד֝ժ՝（K・T・A・N）着火ファイヤー屁、確定！！！！

　そういうわけで、穴瘤（アナリュウ）が舞廃（ブゥスタァ）になる症候群、穴瘤（アナリュウ）舞廃（ブゥスタァ）症候群である！！！

　ちなみに穴瘤（アナリュウ）舞廃（ブゥスタァ）症候群による屁は、不思議と、臭くない。というのは恐らく、本来家畜飼料用の〈オヤノナナヒカリ〉には、鶏舎（けいしゃ）の悪臭を抑えるために、穏便にも、備長炭（びんちょうたん）粉末とAg +（銀イオン）がまぶされているから、と考えられる！！　あと、噂によるとプラチナも微量添加されているようで、それも排ガス浄化に一役買っているらしい。

　……←※（コ×）粒ﾀﾞﾖ。

　店員のおねいさんは、『穴瘤（アナリュウ）舞廃（ブゥスタァ）症候群』という眉唾（まゆつば）ワードを耳にして、疑いの目で、大和を蔑視（べっし）しながら、

「そ、それって……陰毛論（インモーロン）じゃないのォ？」

　と訝（いぶかし）しがるが、

「それは情弱（ジョージャク）ショーシャンクぅ！　ガチの陰毛だってば！　ていうか、今、己（おの）が身で体感しましたよね？　それってあなたの感動ですよね？」

　と、大和の反駁（はんばく）を喰らい、

「ぐぬぬゥ。そう言えば……昨晩ハンバーグ食べたのも、あるかも」

　と、ハンバーグの肉ガス加勢に気づく。

「その情報、興味ないーッ！　で、穴瘤（アナリュウ）舞廃（ブゥスタァ）症候群になると、飛べるし、便利だけど、落（・）と（・）し（・）穴（・）も（・）あ（・）る（・）から気をつけて！」

「えっ？　お通（とお）し穴瘤（アナリュウ）ゥ？」

「そうそう、お通（つう）じバグるんだよ！　穴瘤（アナリュウ）舞廃（ブゥスタァ）を多用すると疣痔（いぼじ）になったり、最悪脱腸（だっちょう）する。それはそれは、痛い！　だから気をつけて！」

　〈脳水※（のうみコ×）〉の思わぬ副作用に、カムチャツカ半島大炎上か、と思いきや……

　発想力豊かな大和国民（ヤマトノクニノタミ）が、穴瘤（アナリュウ）舞廃（ブゥスタァ）症候群の画期的転用をするのには、それほど時間は要さなかった。

　なんと（💧水鳥🐓拳ではない）！！！

　屁、による飛行が、大流行！！！！

　😆3😊3🤪3😁3🔥————333

　（↑※ムカデ人間ではない）

　よって、〈脳水※（のうみコ×）〉を舞廃（ブゥスタァ）摂取しまくる大和国民（ヤマトノクニノタミ）！！！

　大出力の屁は、人々の主要な移動手段となった。

　車や電車、そしてもちろん飛行機は、用済みとなった。

　ついでに、石油の輸入依存問題も解消された。

　ついでついでに、石油利権も、六波羅（ろくはら）医療屋石油製薬諸共（もろとも）、ブッ壊れた。

　〈脳水※（のうみコ×）〉による穴瘤（アナリュウ）舞廃（ブゥスタァ）症候群による大和国民（ヤマトノクニノタミ）単身飛行的新時代の推進の先導役（リーダー）を担（にな）っていたのは、他でもない……

　大和だ。

「大和国民（ヤマトノクニノタミ）の皆さん！　新手の乗り物（フライングマン）を、全国規模で！」

　実は激つよインフルエンサーな田高井大和（たたかいやまと）の影響力は計り知れない。

　あとそういえば、〈脳水※（のうみコ×）〉政策がタナボタ結果オーライ的に功を奏したので、脳水（のうみ）晶（あきら）はどさくさに紛れて、ミスター・プライムミニスターに就任していたりもする。ずるいな。

　そういうわけで大和国（ヤマトノクニ）はなんやかんや、耐えている。

　🌾🌾🌾

　今日も、道路撤廃されし大和国（ヤマトノクニ）の空中ハイウェイは、渡り鳥の集団が大乱闘でもしているのかと思うほどに、放屁フライングマンがあっちへこっちへ入り乱れ、騒がしい。

　＼プップーッ！／

（自己（セルフ）クラクションの音）

　音の主は、田高井大和（たたかいやまと）だ。

　混雑する空中ハイウェイを前に、彼はちっとも動じない。

　そして、こう言うのだ。

「未知を明けろ……」

　　　~poo~