こちらの短歌集は、少し日常に疲れた時にユルくて、ほっこりした安らぎをくれるそんな短歌ですね。思わず、くすっと笑ってしまいました。ありがとうございます。
1首目を取り上げてみます。おお、かみよ!排水口のすくいの手 それでも私愛してるからホラーサスペンス短歌として読みました。排水溝から救いを求めるように、突如、謎の手が現れる。それだけでも、背筋の凍る怖さですが、さらに「それでも私愛してるから」そんな囁き声が聞こえてくるのでした。ぞぞぞぞぞ。怖っ。(゜Д゜)むろん、この解釈は、私の勝手なものですが、それだけ、読者の想像をかき立てる短歌って証明でしょう。ほかには、ユーモラスな短歌もありますので、作者の守備範囲の広さに、目を見張るのです。
この方うまいんですうまいんですよ真面目に読むのかなと思ったらふざけ散らかしてるんですでも、こういうの絶対ありだと思うんです香り高い作品はそれはそれですごく素敵ですがB級グルメ的なふっと笑えるようなこういうのすごくいいと思うんです!
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