期間限定で復活! 時事ネタぶった斬りカクヨム漫才 令和の米騒動編

鷹司

令和の米騒動

「どーも、みなさん、お久しぶりです! カタリィ・ノヴェルです! ぼくのことは気軽にカタリと読んで――いや、呼んでくださいね!」


「どーも、みなさん、お久しぶりです! リンドバーグです! わたしのことは可愛らしくバーグちゃんと呼んでね!」


「せーの、二人あわせて『カクヨム』です!」

「せーの、二人あわせて『カクヨム』です!」


「バーグちゃん、去年の夏から続いている令和の米騒動が新しい段階に入ったよね!」


「そうだね。ここにきて、米不足が解消される政治的決断がなされたからね」


「というわけで、今回はこの米騒動について漫才でぶった斬っていこうか。そもそもの始まりは、米不足に始まった、米の高騰化だったよね!」


「うん、なにせ主食であるお米の値段が、一年で二倍にもなっちゃったんだからね! そりゃあ、これだけ大きな騒動にもなるよね」


「ぼくもCDショップに行ってびっくりしたよ!」


「えっ、CDショップ? 今回の漫才はお米の話題だよね? カタリくん、何か勘違いしていない?」


「だってCDショップに行ったら『米米CLUB』のCDの値段が二倍になっていたよ!」


「そんなわけないでしょ! 『米米CLUB』の米は関係ないから!」


「『米津玄師』さんのCDなんか、五倍になっていたよ!」


「だから、その『米』は一切関係ないの! ていうか、『米米CLUB』と『米津玄師』さんで、そんな差をつけないの!」


「とにかくお米の価格が二倍近くになっていたところに、政府は『備蓄米』の放出を始めたわけだよね! でも江藤前農林水産大臣のときは競争入札だったから、上手く市場に安いお米が流通しなかったんだよね!」


「この方はさらに『米を買ったことがない』っていう失言のオマケまでついたから、大臣を辞めるハメになったけどね」


「国民もあなたの政治的な手腕を『かった覚え』は一度も無いと思ったけどね!」


「カタリくん、そういう皮肉はいいから!」


「ピンチに陥った石破内閣だったけど、ここで颯爽と登場したのが小泉進次郎議員だよね!」


「なんか、ピンチになったら国民的人気の高い小泉さんを出せば良いっていう感じがしないでもないけどね」


「それで新しく農林水産大臣に就任した小泉さんは、備蓄米を随意契約にしたことで、市場に一気に安いお米が流通することになったんだよね!」


「このお米は古米と言われている古いお米だけどね」


「でも楽天市場なんかのネット販売ではすでに売り切れていて、大人気になっているんだよね! この古米人気にあやかって『米米CLUB』もさっそく『古米古米CLUB』に改名すると発表したんだよね!」


「そんなことしてないから!」


「他にも芸能人で言うと『米倉涼子』さんが『古米倉涼子』に改名したよね!」


「それもしてないから!」


「しかも米倉涼子さんは楽天市場の古米のCMにも出ているんだよね!」


「えっ、そんなCMあったかな?」


「『日本のお米は高すぎる!』っていうCMだよ!」 


「それ、米倉涼子さんが出ていた楽天モバイルのCMでしょ!」


「さらにお笑い芸人の『ライス』さんが『オールドライス』に改名したよね!」


「その改名は分かりづらいから! 『古い米』でオールドライスってことなの?」


「でも、これからもっと大変になるよね!」


「カタリくん、どういうことなの?」


「だって、これから古古米が流通すると『米米CLUB』は『古古米古古米CLUB』に、『米倉涼子』さんは『古古米倉涼子』に改名しないとならないからね!」


「するわけないでしょ!」


「『ライス』さんは『オールドオールドライス』に改名しないと!」


「くだらなすぎでしょうが!」


「さらに古古古米が流通すると『米米CLUB』は『古古古米古古古米CLUB』に、『米倉涼子』さんは『古古古米倉涼子』に、そして『ライス』さんは『オールドオールドオールドライス』になるんだろうね!」


「だから、その度に『古』を増やす必要はないから! ていうか、そうなったら、もはや早口言葉のレベルでしょうが!」


「きっとお弁当屋さんも大変だよね! 店頭のポップに『古米を使ったのり弁当』、『古古米を使ったのり弁当』、『古古古米を使ったのり弁当』って書き分けなきゃならないからね!」


「そこまで細かく消費者に説明する必要ないんじゃないの?」


「お店の人なんか、どれが古米でどれが古古米か分からなくなって『てんてこい』になったりしてね! 『まい』だけに!」


「最初から、それを言いたかっただけでしょうが!」


「中でも、一番大変なのが『ココイチ』だろうね! メニュー表示を古米を使用した『カレーオールドライス』、古古米を使用した『カレーオールドオールドライス』、古古古米を使用した『カレーオールドオールドオールドライス』って書き換えないとならないからね!」


「だから、そこは一文字も変える必要ないの!」


「お客さんも『今日は1オールドで』、『わたしは2オールドで』って格好つけて、注文したりしてね!」


「それだと、なんだか辛さのレベルを言っているみたいに聞こえるから!」


「あと、日本の文化にも影響が出てくるよね!」


「どんな影響があるっていうの?」


「これからは『米寿』のお祝いも『古米寿』になっちゃうよね!」


「ならないから! ていうか、それだとなんかお祝いの意味が薄れちゃうでしょ!」


「そういえばテレビで見たけど、小泉大臣は古米の味見をしっかりしたんだよね!」


「まあ、大臣自ら古米を食べることで説得力が増すから、いいことなんじゃないの」


「そこで言った古米の味の感想が『こ、こ、こ、ま、い。古古古米!』だったよね!」


「奥さんである滝川クリステルさんの『お、も、て、な、し。おもてなし!』みたいに言わないから!」


「それから小泉さんがしたのが、お米を販売しているお店への視察なんだけど、ここでは野次が飛んでいたよね!」


「まあ、それぞれの立場で意見が違うのは当然だから、言いたい気持ちも分からなくはないけど」


「店の外から『いつもお兄さんのドラマを見てます!』、『今日は親友のムロツヨシさんはいないんですか?』って野次だったよね!」


「古米と一切関係ないじゃん! ていうか全部、お兄さんの小泉孝太郎さんのことでしょうが!」


「ここまでは小泉大臣もスムーズにことを運んだけど、これからは農林族とJA(農業協同組合)との政治的な駆け引きが始まるから大変かもしれないね!」


「農林族は党内でも大きな力を持っているから、一筋縄ではいかないかもしれないけど頑張ってほしいよね」


「きっと選挙が近くなったら小泉大臣はこう言うかもしれないよ! 『農林族は抵抗勢力だ!』ってね!」


「それお父さんの小泉純一郎さんが郵政民営化のときに言った言葉でしょ!」


「それで最後に『JAをぶっ壊す!』とか言ったりしてね!」


「それ完全に別の人だから! 『NHKをぶっ壊す』の人の決めゼリフでしょ!」


「もちろん、同じ党内だけでなく、野党からも攻撃されるだろうね!」


「野党としても何かしないと、小泉人気で政党の支持率に影響が出ちゃうからね」


「国民民主党の玉木雄一郎代表は『1年たったら動物の餌』と発言して、逆に炎上しちゃったけどね!」


「さすがにあれはひどい言い方だったね」


「うん、ちゃんと『動物の飼料』って訂正して欲しいよね!」


「カタリくん、訂正する箇所が違うでしょ! 餌も飼料も変わらないから!」


「もっとも、玉木雄一郎代表も不倫しただけあって、下半身は『動物並み』だと思うけどね!」


「その話題は触れないであげて! もう済んだことなんだから!」


「そうだね、もう少しセクシーな言い方をしないといけなかったね!」


「それ、小泉さんが環境大臣のときに言ったこと!」


「そして最後に小泉大臣は国民にむけて『みなさん心配しないでください。古米の原料って、実はお米なんですよ』って言ったんだよね!」


「当たり前のことを特別な感じに言うのって、完全に進次郎構文だから!」 


「きっとお父さんの小泉純一郎さんも、今の息子さんの活躍を見て喜んでいるだろうね!」


「それは間違いないでしょ」


「テレビのインタビューでも息子さんについて話していたよ。『進次郎、農林族とJAの圧力に耐えて、よく頑張った! 感動した!』ってね!」


「それ、貴乃花が優勝したときに、小泉純一郎さんが言った言葉だから!」


「さあ、今日もしっかりオチがついたので、このへんで漫才を終わりにしたいと思います」


「みなさんに早く安いお米が届くように、わたしも祈っています」


「どーも、ありがとうございました!」

「どーも、ありがとうございました!」

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