あまりにヤバすぎるネット小説。ツッコミを入れる主人公に爆笑必至!
- ★★★ Excellent!!!
これは凄いです! ずっと笑いっぱなしになりました。
主人公の青葉芽吹は「とある小説投稿サイト」に作品を投稿する。
タイトルは「殺陣殺人事件」。
……はい、ミステリー通ならここで一回ツッコミを入れざるを得ませんね。金田一が初めて登場したアレですね。
そんな作品を投稿するも地味な状態が続く。しかし、人気作家の有田イルがそれを読んでレビューを書いてくれたことから、一時的にだがPVも増えることに。
でも、話はそれでは終わらなかった。「暗黒巨星ベガ」なる謎の人物が同じくレビューを書いてくれることに。
芽吹は興味を持って、「ベガの作品」を読みに行くことになります。
―――「悪夢」は、そこから始まった!
この先で出てくるベガの作品の内容が、「もはや天才なのでは」と思わされるようなセンスに満ちていました。「よくぞここまで痛々しいものを」と、内容を想像すると爆笑せずにいられません。
あまりの酷さに何度もツッコミを入れる芽吹。ベガの作品の酷さ。それに苦悩する芽吹。この対比がもう最高です。
ベガの作品も、「実際にここまで酷いものがあったら読んでみたい」という、いわゆる「クソ映画好き」がホイホイされるレベルの存在感を帯びています。
作中の小ネタと、それへのハイテンションなツッコミの応酬。
そして最終的に明かされる「驚愕の真相」に、ひたすら笑わされること間違いなしです。
とにかく笑いたい人、超オススメです!