「まんまる耳のヴォルフ」

ヴォルフは、丸い耳とくるんとした尻尾を持つ、犬のような見た目の若い狼。鋭い牙や尖った耳を持つ仲間たちから「狼らしくない」とバカにされ、いつも心を傷つけられていました。ある日、狼の群れは牧場の太った羊を見つけますが、牧羊犬に守られて手が出せません。ボスのクロ牙は、ヴォルフの犬っぽい見た目を利用し、「牧羊犬に紛れ込んで羊を追い出せ」と命令。ヴォルフは「役に立てれば仲間に認められるかも」と、牧場に潜入します。
しかし、羊たちはヴォルフの優しげな見た目に怖がらず、逆にヴォルフを追い回してしまいます。そこへ、白と黒のボーダーコリー、リッキーが現れ、羊を整列させてヴォルフを助けます。ヴォルフは本当のことを隠し、「牧羊犬になりたい野良犬」と嘘をつき、リッキーに牧場を案内され、牧羊犬として働くことに。リッキ…続きを読む