ひとりきりであるためには

@sin-23

ひとりきりであるためには

真夜中、とっくに静まり返った街の中、あなたは自室でひとりきりでした。

低くこもった息を吐く空調や、規則的に鳴る時計の針の他に、あ

なたの耳を撫ぜるものみみをなでるはありません。


家のどこかから、ぽたりとが垂れるような音が聞こえる。

私は雨か雨漏りかと思い外を確認したがどうも雨ではなさそうだった


次は水道の締め忘れかと思い立ち確認することにした


[誰かいるのか?]


これをきっかけにして、あなたは今夜一度限りの調査を行うことにな

ります。

ノートに今日の日付と調査開始時間を記入した後、一箇所だけ

【好きな場所】を自由に調査することができます。

調査の後、調べた内容と結果をノートに記入しておきます。


部屋は決して広くありません。

誰かが潜んでいるのなら、調べればす

ぐに分かるはずです。

この部屋にはあなたの知っているものしかありま

せん……少なくとも、あなたの記憶には


まず最初にキッチンを調べることにした、

垂れるような音が聞こえたのでそれは当然だ。


普段から自炊などしない私の家のシンクはきれいなものだった

ただ先程のどが乾き水を飲んでいたためキッチンが怪しいと睨んだのだが・・・

どうも違ったらしい。


その次に私は水場である洗面台に向かった。

洗面台にはみだしを整うための道具類(歯ブラシやひげそり)が置いてあるのだが、蛇口のは固く閉じられており特に水が垂れるようなことはなかった。


そして私は風呂場に向かう

洗面台のあるところは風呂場と隣接しており、脱衣所として使っているのである

洗面台を調べているときには物音がしていなかったが念の為である。


基本シャワーしか使わないので湯船はきれいなもので、

シャワーヘッドからも特に垂れてきた様子はみられなかった。


そういえば、昨日は雨で傘を使ったのを思い出し私は玄関へ向かった。


室内に置いてあるためにまだ濡れているのだろうと目測をたて玄関の方へ足を運んだのである

私はあまり玄関先に物を置きたくなかったので、あるのは自分の靴や急な来客に備えたスリッパそれからコンビニで買えるようなビニール傘しか置いてない。


見る限り傘は乾いており水が垂れるようなことはなかった。


当然といえば当然であるのだ。

それでは先程の何かが垂れるような音は何かと気になり少し考え込んだ。


私はふと「水だと思っていたが水より重い何かが垂れた」ような音だと思い出した。


それこそパニックホラーの恐竜やゾンビのよだれや血液のような粘りの強いものだと


それに行き着いた私は恐ろしくなり

「誰かいるのか?私は美味しくないぞ!それとも怪我をシているのか?」と問いかけた


私の問いかけは部屋にこだまするだけとなっていた

当たり前だ私しかこの部屋にはいないのだから。


「馬鹿げている、どうせ気の所為だ!何なら寝ぼけていただけかもしれない。」


そう思うようにした私は就寝しようと玄関から部屋に戻ることにした


そうしたらまたぼとり、ぼとりと垂れるような音が聞こえるではないか!

「この音の方角は先程確認したキッチンのほうか?」

私は恐怖で震える身体を鼓舞し確認しに行った


「何だ・・・やっぱり何も無いではないか。

ん?いやまて、あれはなんだ?」


そして私は先程は気が付かなかったが、冷蔵庫の下が濡れていることに気がついた。

水を飲んだ時律儀にも氷を入れていたことを思い出しそして驚愕した!

冷凍庫の扉が少し空いていたのである・・・


私は駆けつけ確認してみたら氷がほぼ全て溶けており、冷凍食品やアイスと言った物も溶けていることを確認し落胆した


「これはもうだめだな・・・

流石に夜も遅いし明日掃除とスーパーに買い出しだ。

次からは気をつけよう。あのアイス高かったのに・・・」


これからは冷凍庫の扉を確実に締めることを心に誓い

冷凍庫の中の処分と補充は明日にしようと泣く泣く床につくことにした


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あとがき

ドーモ、読者=の皆さん。

はじめまして。

ここまで読んでいただきありがとうございます


初めてプレイした事と文を書くことが苦手なのでつたないところがあり

読みにくかったら申し訳ありません


こちらのシナリオはタイトルをそのまま検索していただければ見つかりますので

皆様もよろしかったらプレイしてみてください


それではオタッシャデー










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