出会い

 薄暗い場所で目が覚めた。 


 寝すぎてしまったようで頭がじんじんと痛む。


 目を開けるといつもの天井ではなく見覚えのないコンクリートでできた天井があった。


 ここはどこだ?


 この場所に見覚えがないか頭の隅々まで確認してもこんなところは知らなかった。


 とりあえず体を起こして確認する。がれきなどが落ちている。屋内のようだ。


「なんでこんな場所にいるんだ?」

 確かここで目が覚める前は――何してたんだっけ?


 もう一度周りを確認しないと。まだしびれている体を何とか動かしてここがどこなのかを確認する。


 あたりを探索してみるとここは元居た世界とは全く異なる別の場所であった。


 元居た日本の風景とは全く異なる、ビルの数々。 


 ふと落ちているガラス片のほうへ視線が向いた。 


 そこには自分の姿が映っていた。


 「これが俺?ていうか私?」

 なんでだ?自分の性別すらも忘れてしまったのか?さすがにそんなことはないと信じていたい。


 とりあえずもともと寝ていた場所に戻ろう。だれか来てくれるかもしれない。


 











―――――――――――――――――――――――――――――――――――――













 1時間くらいが過ぎた。まだ誰にも会わずにいる。お腹もすいてきた。


「はぁ」

 溜息しか出てこない、どうしてこんな場所にいるのだろうか。


 その時、誰かがこちらへきている音がした。


 その人物というのは10代くらいの若い女の子だった。顔が整っており、優しそうな雰囲気だ。


「あれ?起きた?」

 どうやらその子は、自分の看病?をしてくれていたようだ。


 時間を削ってまで看病をしてくれていたのだから、ここはまず感謝をしなければ。


「看病をしてくれていたみたいだね、ありがとう」

 その言葉を口にした瞬間、何かが心の奥底で弾けた。


 脳裏に、記憶の断片が怒涛のように押し寄せる。死体の山、鼻にこびりつくような悪臭、そして男に襲われたこと。


 まるで錆びついた鍵が突然回されたかのように、封じられていた記憶が開いた。

頭が割れるように痛む。


 両手でこめかみを押さえながら、膝をつく。


「これは…なんの記憶?」

 心臓が暴れ出す。息がうまく吸えない。


 看病をしてくれていた少女が心配してくれている。だが、そんな声も聞こえないくらいに苦しい。


 人と会ったことで、あの記憶がよみがえってきたのだ。少女が悪いわけではない。でも――人が怖い。


 少女は顔色が悪いのかと顔をのぞき込んでくる。


 私は、その顔を見て凍りついた。


 心臓が嫌な音を立てる。


「やめて…近づかないで…」

 声にならないほどの震えが喉を詰まらせる。


 それまで優しく向けていてくれていたその笑顔が、知らない誰かの不気味な笑みに見えてくる。


 過去の記憶が脳を支配する。

 

 そして私はもう一度気絶するのであった。






************************************

この物語を書いていたらあれ?気絶多すぎね?と感じ始めてきた作者です。

物語の構想も立てずに書き始めてしまったのでストーリーがぐちゃぐちゃになってると思います。ですが温かい目で見守ってくれると嬉しいです。

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手違いでvrのゲームの世界に転生させられた俺、とりあえずのんびりしたいので新しい体で天下統一を目指します しずはた @nikujaga4256

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