神津山市・設定
岬士郎
神津山市・設定
拙作「うちのお兄ちゃんは闇にさまよう」「彼女の坊やは妖獣童子」「七人の探索者」「魔性の夏ヤスミ」などの舞台となっている「
クトゥルー神話用の設定であり、小説やTRPGなどクトゥルー神話を創作するに当たって、この土地を使っていただけると幸いです。
この設定を使うに当たって、著者・岬士郎への許可は必要ありません……が、一声おかけくださるとありがたいです。
神津山市は茨城県北部に位置し、実在する高萩市と北茨城を合わせた土地に相当します。なので、神津山市という設定を導入すると高萩市と北茨城市は存在しないことになるのでご注意ください。
神津山市の地図はこちらの近況ノートに掲載してあります。https://kakuyomu.jp/users/sironoji/news/16818622173820706928
地図は神津山市の大まかな案内です。手書きの部分があって見づらいかと思いますが、ご了承ください。
* * *
神津山市内の細かい地名は、高萩市と北茨城市とに実在する地名をもじっています。
以下にその例を挙げます。
左が実在する地名、右が架空の地名です。
上手綱・高萩市→
下手綱・高萩市→
安良川・高萩市→
赤浜・高萩市→赤ノ
松岡・高萩市→
秋山・高萩市→
若栗・高萩市→
関口・高萩市→
上君田・高萩市→
下君田・高萩市→
小島団地・高萩市→
向陽台団地・高萩市→
高萩・高萩市→
花貫・高萩市→
高萩駅・高萩市→
土岳山・高萩市→
なめりが淵・高萩市→ぬめりが
高萩インターチェンジ・高萩市→
花園・北茨城市→
水沼・北茨城市→
中郷・北茨城市→
磯原・北茨城市→
大津・北茨城市→
平潟・北茨城市→
関本・北茨城市→
華川・北茨城市→
汐見ヶ丘団地・北茨城市→
大北川・北茨城市→
大津港駅・北茨城市→
磯原駅・北茨城市→
南中郷駅・北茨城市→
北茨城インターチェンジ・北茨城市→
* * *
細かい土地の位置関係は、ご面倒でも高萩市・北茨城市の実際の地図と照らし合わせていただくのが確実です。
上記以外に、完全な創作として、「
高三土山の頂上は、太古の一族が儀式をおこなって邪神を降臨させた場所です。なお、高三土山の標高は七百九十八メートルです。
* * *
神津山市の過去に秘められた「クトゥルー神話に関連する出来事」を以下に記します。
およそ三千年前……縄文時代の後期に周(現在の中国)から渡来した一族が、当時の上君畑(神津山市の山間部)の一角に居を構えた。彼らは自分たちの故郷でなんらかのトラブルに巻き込まれ、追っ手から逃れてきた。
その一族は魔術を使うが、魔術が効力を発揮しやすいように、まずは結界を作った。広範囲に及ぶ結界である。
今の神津山市の境界線が、一族の作った結界の名残だった。今でも結界の効力はある。今の神津山市そのものが結界の内側なのだ。その結界内ならば、一族は敵対者の魔術の効力を抑えることができた。さらに、結界はそれ自体が一族の領地を示すものでもあった。そのため、結界内に以前から住んでいた縄文人は、すべて近隣の土地へと追いやられてしまった。
一族は追っ手に勝利した。それでも一族は、先住民である縄文人たちとの交流を図ることはなかった。自分たちの秘儀が流出するのを恐れたのである。おかげで一族はときとともに衰退し、わずかとなった者たちもこの地を去って散り散りとなってしまった。
拙作「神津山奇譚シリーズ」においては、上記の一族は蕃神と人間とのハイブリッド(幼生)を兵力としていたことになっていますが、これを入れると御作のオリジナリティが薄まるかもしれませんので、あまりお勧めしません。
もっとも、ハイブリッド幼生を使っていただくぶんには何も問題はなく、むしろ本人としてはうれしいので、よろしければこれも併せてお使いくださいませ。
詳しい情報は「うちのお兄ちゃんは闇にさまよう 第五話 白い巨獣①②」を参考にしてください。
神津山市・設定 岬士郎 @sironoji
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