スポーツに詳しくないからか、あるいは詳しいと思ってるからか、野球しかりサッカーしかりアイドリング時間に文句を言う人というのは、一定数いて。それが権力者なら、まぁなかなかな影響力はあるかと思いますが、とんでもない影響を発揮して暴力全開のスポーツが開催されたのがこの作品。創設から四年でW杯開催できるんだから、ベースがあったとしても権力と熱狂がスゴい。暴力行為がフィールドを駆け回り、それに熱狂する観客。殴る蹴るじゃ収まらないその全力疾走の果てに、原点回帰という教訓が待っている!
時は2029年。 狂乱のワールドカップが開催された。 何も起きないなんて、もう言わせない。 エゴと暴力だけが支配するサッカーの成れの果ては、毎秒ごとに人の脳に刺激を与える……・ 考えることがえげつない一作。 始まりから終わりまで濃密なB級感が駆け巡り、読む者を虜にする。 最後に想定外の教訓が示されるとともに、祭りの喧騒はどこへやら、普段の生活へスーッと戻っていく流れは、本家のワールドカップにも通ずるものを感じた。
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