何でもありのブラッドサッカー。


 時は2029年。
 狂乱のワールドカップが開催された。

 何も起きないなんて、もう言わせない。

 エゴと暴力だけが支配するサッカーの成れの果ては、毎秒ごとに人の脳に刺激を与える……



 考えることがえげつない一作。

 始まりから終わりまで濃密なB級感が駆け巡り、読む者を虜にする。

 最後に想定外の教訓が示されるとともに、祭りの喧騒はどこへやら、普段の生活へスーッと戻っていく流れは、本家のワールドカップにも通ずるものを感じた。