概要
十歳の時、私に妹が生まれた。重力の影響を受けずふわふわと浮かぶ妹は浮雲と名付けられる。そんな浮雲を気味悪がった父は家を出ていったが、母は浮雲を愛し、姉の私にも「お姉ちゃんなんだから妹を守ってあげて」とよく言った。しかし私が十五歳、浮雲が五歳の時に母が亡くなり、父と共に暮らすことになる。父は荒れており、母の死を浮雲のせいだと言って彼女を物置に閉じ込めた。私は父に抵抗するも勝てず、物置にこっそりご飯や本を持っていったり浮雲を夜の散歩に連れていったりする。そんな私の夢は、高校を卒業後就職して浮雲と二人で暮らすこと。しかし教師や父から反対される。その際父は「浮雲のせいでお前は不幸になる」と怒鳴り、物置でそれを聞いてしまった浮雲は家から飛び出す。私はすぐにそれに気づいて追いかけるが浮雲の姿は見つから
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