監獄高校脱獄部

＜あらすじ＞
　超多産化社会の到来により、受験競争が激化した日本。毒親の上位的存在である『魔親』たちは、子供を難関大学に合格させるため、スパルタ教育を実施していた。これは、刑務所的な性質を持つ進学校『監獄高校』から、１０６人の生徒が大脱獄する物語。

　ヒロインの陽夏は、大学に合格できなければ、魔親に殺される運命を背負っていた。主人公の陸都は陽夏と出会い、彼女が指揮する裏部活動『脱獄部』に入部する。

　二人はすぐに最初の脱獄を試みた。監獄高校自慢の『八メートル外塀』を乗り越え、外に出ることには成功したが、結局、捕らえられる。

　二人は諦めずに第二の脱獄計画を実施する。仲間を集め、グラウンドに、全長約１００メートルのトンネルを掘削する計画を立てる。文化祭を開催することで、雨水対策、支保工、…続きを読む