終末契約：ユグドラシル・プロトコル

13年前、世界に“扉”が開いた。
異界《ユグドラシル》から現れた未知の生命体により、多くの都市が崩壊。
世界各国は協力し、“異界融合兵器”を開発──人間と異界生命体を強制的に同調させる《契約兵》が生まれた。

主人公・灰原レンは、その第一世代。
感情と記憶を削られ、ただ“敵を殺す”ために作られた少年兵。
だがある任務中、かつて敵とされた異界の少女・ユグと出会い、封じられていた記憶が目を覚ます。

人類の敵は、本当に“異界”なのか？
少年は“選ばされた運命”に抗い、世界の終わりと始まりに向き合っていく。