タイトル見て、膝ガクブルして、ずっと読むのを躊躇してたんですよね。
……けど、読んでよかった。
痛烈! 痛快!
「わかるわかる……!」「たしかにこういうのいる……!」ってなりました。
情シス様の、怒り狂いながらもどこか理性的なツッコミが絶妙。
登場人物(あれ実名?)が、現実と虚構のあいだで暴れまわる様は、
まさにネット文学の禁じ糖分――否、金字塔です!
スパ銭・朝食・マッサージ。
情シス様の日常描写がリアルすぎて笑いました。
そして、読後に残る“笑いと妙な虚無感”までありがとう。
……でも、一線超えそうな書き込みは、しちゃダメですよ(笑)
いや、タイトルでしり込みしている皆さんも、ぜひ読んでください!
もれなく、妙な虚無感をお持ち帰りできます。
ま。裁かれる側なんでしょうけどね。私はね。
本作は、お仕事中の情シスさんが自主企画を立ち上げられた際に感じた違和感を記したものです。
とにかく。企画に参加する多くの方が、書かれている注意書きをきちんと読まないのです。
無視したり、勝手に解釈する。
作者は、そんな現象を多種多様な言葉で嘆き、呆れ、罵倒されます。
それが、なぜかやたらと面白いのです。
豊富な語彙の罵詈雑言が、すこぶる楽しいのです。
図らずも、面倒事に巻き込まれたご本人にすれば、たまったものではないと思います。
しかし、それを端から眺める分にはすこぶる笑えるのです。
カクヨムにて、同じフラストレーションを抱える方々を救済するエッセイ。いや、ノンフィクション。もとい、戦場ルポルタージュです。
万障お繰り合わせのうえ、御高覧あれ!
記した瞬間から、それは現実と切り離されるもの
だとすれば、「エッセイ・ノンフィクション」ジャンルのこの作品も、もちろん、現実そのものではありえない
が、おそらく、「そのようなこと」はあったのだろう
と、思って読めば、ただただ、面白い
「お疲れ気味の情シス氏」が、ある日、カクヨムに、ひとつの自主企画を立ち上げた
そこから始まる苦難の連続を、面白おかしく書き綴ったエッセイ
読後、思わず作者様の過去の近況ノートをのぞいてみたい誘惑に駆られたが――
やめておいた
虚構と現実のはざまに置いておいて、にやりと楽しむのが自分には合っている
読む人の中で、この作品がどのように受け取られるのか
きっと千差万別
さて、あなたは、いかがでしょうか?