60話あれこれ

 60話です。


 ブリッジを爆破しました。

 私も困ってます。どーするのよ……。ぼろ補給艦なので、当然第2艦橋なんてありません。

 本来考えていた展開だと、人質にされたアビーを連れて内通者(この時は誰だか決まっていなかった)がC80連絡機を使って脱出、そこに敵襲となって、レイダスはめちゃくちゃ戦って敵は壊滅するけど、アビーはそのまま連れ去られてしまう……という感じでした。

 でもアビーの拉致をやめたので、じゃあもうちょっと別のピンチを用意しないとな、というわけでブリッジ爆破。まあ機材を直したり代用品を使ってどうにかするでしょうが。


 ちなみにこのC80という連絡機は1章のモホロビチッチ基地で初登場してるのですが、この時からクレイ423か、他の内通者が使用して脱出する時に使うことを既に考えてました。

 やっぱりこういう小型の連絡艇は、この手の宇宙艦船ものだと必須ですね。作劇に幅が出るので、最初から二機くらい積んでいる設定にしてもいいくらいでした。

 C80は大破しそうな雲行きですが、似たような機種を補充しとかないとな……。


 ブリッジを壊すことは決めたのですが、爆弾を見つからなかったことにするのが地味に悩みました。盗聴器は発見したのに爆弾は見落とした、というのはやはり、いくらサミーナがポンコツでも、ちょっと不自然です。そりゃあ発見できないわ、という物品に偽装するのも考えたのですが、説明にダラダラ字数を使うし「なるほど!」という感じにはいずれにしてもならない。それで艦の外側に爆弾をしかけました。これもそんなにエレガントではないのですが、まあシンプルだし、見落としたのが不自然でもない感じなので採用です。これにするまで3日かかってしまいました。

 こういう小さな描写——重要ではないけどおろそかにもできない描写——に悩んで筆が止まってしまうことはよくあります。そのシーンをざっくりブランクにしておいて、後で書く……という荒業もプロだと使うことがあります。私も時間がなくやむをえない場合は使いますが(特に脚本の時など)、普段は調子が狂うのでやりません。



(今後の展開)

▼次回、C80で脱出したネイとコラーニの会話ドラマ

▼ここでバックグラウンドやあれこれ、可能な限り説明する必要がある

▼ネイの救出、漠然とイメージはあるんだけど。モスキート音とか使ってなんとかする

▼なるべくシンプルにささっと救出したい。大気ブレーキやら何やらあるから

▼でも次回で救出全部できるかは微妙

▼コラーニの扱いもまだ決めてない。


(キャラ)

▼レイダス……ネイが殴られて激おこ。

▼ジン……シリアスシーンなのであえて描写しなかったが、パンツ姿でレイダスに乗ってる。

▼アビー……拉致どころか死ぬとこだった。

▼サミーナ……ブリッジの隣の個室も壊れただろうから、着替えとかが全部失われた。

▼エメル……忙しい。たまにはお色気やってほしい。

▼ネイ……時間稼ぎでアビーたちを救った。ナイス。でもびくついてる。

▼ブーバー……医務室

▼ケン……助かった。今後はゲームコントローラーで操艦だな。

▼ニール……初出。クロンメリン高校の一人。女にしときゃよかった。

▼容疑者ズ……もー、なんなの?という気分で解放

▼コラーニ……隙がない。こまった。


 以上。

 ありがとうございました!


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