【短編小説】還海の底の魂たち　～沈没船とベッシーの永遠への対話～（約26,000字）

皆さんはカモメのジョナサンを知っていますか？

もっと早く飛びたいと願って飛び回った1羽のカモメが、やがて高次の存在になるというお話です

このお話は、沈没船と恐竜が、その体を次の世代の海の生物たちにその身を提供し、命の螺旋を繋ぐことで高次の存在に到達する話です

作者様の溢れる知性と自然への愛を感じることができ、この壮大な物語を読んで、作者は天才だと確信しました

命へのリスペクト、自然への愛、そして人間への愛がなければ、こんな話は書けません

この物語はもっと多くの人に見てもらうべきです。
出版社に駆け込むことを私は真剣におすすめします

久々に天才の才気に触れられて私も興奮しております…続きを読む

かつて人を乗せ、荷物を載せて海を駆け抜けた帆船ル・グリフォンは沈没船となり、新たな生命のゆりかごとなっていた。
そこに現れた深海生物のベッシー。彼は傷つき、死を迎えようとしていた。

だが、死は終わりではない。
ベッシーの遺骸は深海にもたらされる栄養源として、次の命を育むのだ。


深海生態系・鯨骨群集を舞台に繰り広げられる、命の物語です。
幻想的な発光生物のダンスパーティ。科学では説明がつかない現象に、ヒトは、「あなた」は、何を感じるのでしょうか。