AIの先駆けを描いた傑作。心の機微がまぶしい

この作品は、AIを取り入れた作品のうち、私が拝読した中で格別に思っています。
多感な高校生、その自分の中の人工知能を隠し、意識する毎日。
自分とAIとの境界線で、これは自分なのかと苦悶する柚葉ちゃんは、とても人間らしくて読みながら心を揺さぶられました。
演劇を通じて、彼女自身を開放する・・・とても崇高なプロセスだと思います。
昨今のAIブームには辟易するものがあるが、今後も加速されてゆくのだろうと思います。
でも、この物語の柚葉ちゃんが感じた気持ち、千早くんや紗良ちゃんが支えて見守った気持ちを、忘れないでほしいです。
人の心は、なにものにも代えがたくて尊いものなのだから。

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