概要
彼女の舞台は、ステージじゃない。空の上だ――。
学園のアイドル・水野藍子は、人気投票一位の華やかな裏で、閉鎖された祖父の天文台を復活させるため孤独な戦いを続けていた。グラウンドに埋めてあった機械の部品、皆既日食への情熱、そして「アイドル」という仮面の下で揺れる本心――。笑顔とフラッシュに隠されたもう一つの夢が、新たな光を生む。
※「わたしのアイドル」コンテスト応募作品です。
※「わたしのアイドル」コンテスト応募作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!紅炎の熱が、輝きが、彼女を真のアイドルにする
この作品は高校のアイドルである水野藍子という女子高生が、祖父の天文台を復活させたいと願い、葛藤し、成長するお話です。
求められるものと自分が求めるものの食い違いというのは、筆を取ったことのある方なら多く経験があるのではないでしょうか? たとえば純文学として懸命に書いた作品はあまり読まれなくて、ささっと書いたエンタメ小説のほうが人気になってしまう、のような……。もちろん、文芸に関わらず多くの分野で同様のことが起こりうるでしょう。
水野藍子がアイドルであるがゆえの葛藤、そして成長が上手に描かれています。全体の構成がきちんと整っているので読みやすいうえ、特に終盤が素晴らしく、綺麗に話が収…続きを読む