【KAC20251】ガールズ・パーティー0303 / キミの恋を目撃する者タチ

『【KAC20251】ガールズ・パーティー0303 / キミの恋を目撃する者タチ』は、お雛様たちの視点で描かれるユーモアと温かさ溢れる物語です📖。

尾岡れき先生は『ひな祭り』をテーマに、キャラクター化されたお雛様たちの視点を通じて、恋や成長の尊さを鮮やかに描いています🎎。

お雛様たちのコミカルでおしゃべりな性格は親しみやすく、読者に笑いと癒しを届けます🌸。

また、恋する女の子たちの成長や恋模様が丁寧に描かれ、心に残るエピソードが満載です💖。

お雛様たちが寄り添うように見守る姿は、日常にある温かさや優しさを思い起こさせ、笑顔を誘う一作になっています😊。

女の子の健やかな成長と良縁を願って飾られるひな人形

だからひな人形さん達は見守り続けます。
魅力的になって行く女の子を

少女から女へと変わる瞬間を

ずっと見守っています。

少しだけおしゃべりなひな人形さん達
一緒に女の子の幸せを見守りませんか

優しく見守り、親身に話を聞いてくれるお雛様。
そんな、素敵な女の子の味方である存在は、じっと成長を見守ってくれます。
瞬きもせず、じぃーっと。

なので、迂闊に彼らの存在を失念しちゃうと、子供の代になってとんでもないしっぺ返しを食らうことになるのです♪

温かくも楽しい、雛人形との交流をコミカルに描いた短編。面白いです！

女の子の成長を見守る優しいお雛様の様子が生き生きと描かれます。
いやむしろ生き生きとしすぎなのか！？

おとぎ話や童話を思わせる、ほんわかとしたショートショートかと思いきや、しっかり笑わせてくれるし、オチもあります！

だからって全て見ちゃうんですかお雛様。
それはちょっと……淑女にしては品がないんじゃありません事？
ええ、その上口が軽い？
あー駄目駄目、駄目ですお雛様、それはいけません。
お子様に仰っていいことじゃありません。
そういう下世話なお話は画面の前で煎餅でもかじりながらカクヨムを開いてるおっさんおばはんにするべきです。
あぁいけませんお雛様、お雛様ァー！

中盤まではホントにいい雰囲気だったのが、とあるシーンになっていきなりお雛様の明かりがぼんぼりファイアになっちまいました。
ええ、もう笑わせていただきました。
しかしまぁ、最後はきれいに収まったので、これも「終わり良ければすべて良し」というやつ…続きを読む

ここで愛の歌でも詠めばと「なげきつつ　独り寝る夜の　あくるまは　いかに久しき　ものとかは知る」と引用した後で「……しまった。これ、なかなか来ない殿方（浮気者）に対して詠んだ歌じゃった」とうっかりさんなお雛様がかわいいし好きになっちゃいました。

あと見守っている娘さんが殿方と思いを通じ合わせたのはいいけれど、ちょっと早熟すぎじゃない？ってことになっているときのツッコミの軽妙さ、語り口が面白かったです。

祖父の代を知っているということは代々受け継がれている古いお雛様なんだろうなと、だから意思を持ち「七つまでは神の内」な子供たちと会話できるのだと読み手にくどくど説明せずとも伝わる作者様の描写力…続きを読む