自然の世界はとても厳しい。
親に守ってもらえない鳥のヒナというのは、自然界においてあまりにも弱い。同じ種族の鳥でも、自分の子供でなければ冷たくあしらうのが普通。
そうして親とはぐれてしまった鳥などが、そのまま食事を得ることができずに力尽きる、または肉食の動物の餌食になる、ということは自然界では当たり前。
本作の主人公であるピィ六くんも、親からはあまり愛されておらず、十分な食事も与えてもらえないヒナでした。
そうして絶望しそうになるピィ六くんのもとに、ある存在が現れて……。
もしかしたら、厳しすぎる自然界にもこんな素敵なことがあるかもしれない。実際に虎とヤギが仲良くなる動画なども出回っているから、こんな風にして「死にゆく運命」にあったヒナが救われることもあるかもしれない。
力強さとあたたかさの感じられる、素敵な物語でした。