静かで深い愛を描いた物語

人間の男と妖狐の女の出会いは雪の中の偶然でしたが、やがて二人は惹かれ合い、家族となり、子どもを授かります。
しかしその幸せが男の命を少しずつ奪っていたという事実は、深い切なさを残します。

男が最期に「君は幸せだったかい?」と問い、その問いに女が天に昇っていく煙に向かって答える場面は、言葉以上の愛が伝わる名シーンです。

種族を超えた真実の愛、優しさ、別れの切なさ、美しさ・・すべてが優しい桜色に包まれたような、忘れがたいいつまでも心に残る物語です。
ぜひおすすめな作品です。ご一読を。

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