リアルな現実世界とファンタジーな異世界の交流

 聖人のように尊い王子様。だからこそ、王妃が「ああっ、汚らわしい!」と吐き捨てたとき、「聖人になんてことを!」とヘイトが一気に積み上がりました。儀式で王子様がかわいらしい“枕”や“猫のぬいぐるみ”を授かる展開。王妃らの顰蹙を買うのですが、それ自体の微笑ましさとのギャップがよき。

 また、現実世界で突然「異世界」と言い出されたとき主人公がきちんと疑い、戸惑うのがリアルでした。ドッキリを疑うあたりも「分かる」とうなずけます。さらに、猫のぬいぐるみが変な単語をいきなり言い出すくだりは不意討ちで笑いました。この猫(ぬいぐるみ)、センスが良くて存在感も抜群なので、今後の活躍がますます楽しみです。

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