【百合SF短編小説】「量子の揺り籠で君は私の夢を見る～永遠符号-Code:Eternity-～」（約16,000字）

　２０XX年、人類は意識拡張デバイス「ネオコード」を開発し、現実と仮想が交差する未来都市「ネオ・テリカ」を作り上げた。

　現実世界で居場所を失った少女・綾瀬アヤは、仮想空間「オルタナ」で不思議な少女リナと出会う。銀色の髪を持つ彼女との出会いは、アヤの世界を一変させる。

　しかし、二人の絆は予期せぬシステムの崩壊を引き起こしていく。存在そのものが危うくなる中、アヤは究極の選択を迫られる。

　愛は、システムを超えて存在し得るのか。
　記憶は、永遠に保存され得るのか。

　これは、現実と仮想の境界で紡がれる、永遠に続く愛の物語。
　そして、存在の本質を問う、哲学的なデジタルファンタジー。