散詩

西崎 愁

流星群

鮮やかな日の出よりも綺麗な

星が落ちた夜に、僕ら笑ってたんだ


夜に広げたノートどこまでも行けるだろう

どこかで貰った切符のように…


無人のホームで待つ間に

硝子戸がらすど越しに外を見た

線路の此方こちらと向こう側で

違ったんだろう…


人混みに塞ぎがちで

降りる人とすれ違いながら乗った


でも、ほら、どうぞって

窓際のよく景色が見える席をすすめられたら

視界いっぱいに


輝く夜景



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散詩 西崎 愁 @closedknb

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