概要
八菱銀行で働く黒川礼子は、ポルノ小説を書くために休暇を取得していた。彼女はかつて家族を惨殺された経験があり、「生き残ったのだから、何か意味のあることをしなくては」と思い、小説を書くに至った。思うように筆が進まず困っていたところ、部下の風間から連絡を受けた。彼女の所属する「法人リテール・リスク統括部」は銀行員の不正を調査する部署で、ある行員の不倫の通報があったらしい。風間を相手役にしたポルノ小説を書いていくうちに、問題の行員と風間との、意外な関係性が見えてきて……黒川はポルノ小説を書き上げ、過去の傷を乗り越えることができるのか?
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