Code 4 :次元についての考察

■ 第4話 登場人物 -^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^-

ムサシ:主人公。月峰武蔵、大学生。

クフ王:ムサシのダウジング神。ラピスのペンデュラム。(今回未登場)

タカシ:ムサシの親友。三矢鷹司、ムサシはファルコンと呼んでいる。

マリ:タカシの彼女。佐伯真理、ムサシはダルマちゃんと呼んでいる。

-^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^-


―― 「オハヨー」「コンニチハ」!?

  って、今どこから聞こえた?


自然音で満たされた庭園と、地殻に楽器を鳴らしたり瞑想したりしてるタカシとマリがいるのみで。遠くに瞑想しに来ている他のお客さんがちらほら伺える程度だ。


――? 気のせいかな??

  マジで高次元につながったみたいだな。

  というか高次元って厳密になんなんだ?

  

  1次元が点…、じゃなくて直線だっけ。

  点は0次元か。

  トリプルアルファを調べている時に見かけた特異点ってやつか?

  2次元が面で、3次元が立体で、4次元が時間って言われてるだろ…

  5次元以上が高次元になるのか?

  この世の物質世界が3次元なイメージで、4次元は時間があって動いてるイメージだろ、物質に時間の概念がなかったらそこにその状態で留まってるイメージだけど、物質だって量子レベルだと振動していて、高速だから固い物質みたいになってる考え方じゃなかったっけ? 

  つーか、1次元から2次元、3次元の移動だって時間がないと無理じゃねーか。

  訳わかんなくなってきたぞ。


だんだん屁理屈になってきた。


――つまり、ビッグバンで一気に4次元までできたってことか?

  そもそもトリプルアルファの実験の、この世での再現でイメージすると、この4次元世界で宇宙を再現だろ、再現と言えるのか? 特異点は真空に存在したものなのかすらよくわからないし、真空の時点で3次元か? ……

  というか、次元って、下の次元を内包してるのか、混在なのかって…


意味がますますわからなくなってきた。

特異点が特異点であると認識した瞬間に、特異点以外の場所が特異点でないと認識される。俺と俺以外という世界観になってくる。


――そもそもコンピュータの世界って何次元だよな?って思ったけど、昔の平面ドッド絵的画面のゲームなら2次元で、立体なら三次元なイメージだったけど…、情報が電波にのると点みたいなイメージなのかよくわからないけど、空間だから4次元あるいは5次元以上…?、量子コンピュータというのは高次元?? クラウドってなんなんだ?

  ……


ムサシがう~んっと煮詰まっていると、キーンと高い音が鳴り響いた。

4096Hzの音叉をタカシが鳴らしていた。「天使の扉を開く音」と呼ばれている周波数である。


「ムサシ、音叉でネガティブなエネルギーを浄化したぞ。しっかり瞑想できたか?」


ムサシは瞑想どころか、考えてばっかりだった。しまったと思いつつ、タカシも音叉鳴らしてばっかりじゃんと思いつつ、適当に合わせて答えた。

「ん? ――……ああ。たぶんできたぞ。音叉いっぱい鳴らしてたなw」

「4096Hzは天使の扉を開く音なんだって。地球の基本周波数の約8Hzの振動を9オクターブ上の周波だって。」

マリが参考書を読みながら解説してくれている。

「そうなんだ、高い周波数だと神の世界なの?」

「シューマン周波数は地球の3次元の周波数だから、上へ行くほど高いイメージだよねえ。」

「ねーちゃんが、水晶が共鳴する周波数って言ってたな。」

「水晶は高次元で神の世界なの?」

タカシの質問の乱入に、よくわからなくなってきた。

「ヒーリングや浄化、リラックス効果とあるけど、高次元的に浄化されるのかな?水晶って透明じゃん。」

ムサシはそう言って立ち上がろうとしたその瞬間、ふらっと立ち眩みがした。木々の光もまぶしく感じる。

まぶしいカラフルな光に吸い込まれる感覚だった。

タカシが自販機で買った水素水のカップの水滴に光が反射する。

キラキラした光に視線が行くとともに、地球の大地の震動が伝わってくる感覚があった。


――――?これがシューマン共振……?


グワングワンとしたような、ぐらっとする館感覚が少し続いていたが、1分もたたないうちに落ち着いてきた。少しぼ~っとしていると、

『ニン… ゲン… ニン… ゲン…』

という、低い振動で震えたような声が響いてくる。


――? 人間?


「今、『ニンゲン』って誰か言ったか?」


タカシとマリはのんきに水素水を飲んでいた。

「ニンゲン? そんなことより水素水ウマいぞ」

「誰も言ってないと思うけど空耳? 天使から話しかけられた?」

「スゲーな、高次元の扉でも開けたか?」

どこまで本気か、よくわからない会話である。ムサシだけがのんきではない。

  

 「『ニンゲン』って話しかけられるのも変だよな、空耳かな? 地響きみたいなかんじなんだけど」

「地響き? アポカリプティックサウンドでも聞こえた?」

「なにそれ」

「地球の声って言われてて、終末の音とも言われてるよね」

「一時期空から不快な金属音とも言われてたけど、低周波音って言われてるやつだろ?金属音って聞くと高周波っぽいよな」

マリとタカシもなかなかの都市伝説好きである。

「低い声な感じがしたからやっぱ低周波かな。シューマン共振も低周波と考えると、地球の大地からの声っぽいよな」


そんなことを考えている矢先に、また頭がグワンとした感覚になり、低周波音声が聞こえてきた。

『ニン… ゲン… 』


<続く…>

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

コード:プログラムガイア 神々の再起動 vs AI 八十万烏 @kuku-kufu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ