あとがき
様々な作品が無料で読める現代にあって、この作品に貴重な有限なる時間を割いていただき、ありがとうございます。
鏡合わせの章(旧:鏡合わせの姫君)は、
100万回死んだランスの劇中の一つの章で、ランスの最初の生の裏側になります。
本編のテーマである様々な要素が、(作者の当初の考えより深く)この二人の関係性に込められていて、単独の物語としても力強く成立していると感じ、掲載いたしました。
100万回生き返るランスと不死の魔女グリシフィアは、ただ一回だけのフィリオリの生を胸に、世界の秘密に挑んでいくことになります。
私の力不足もあり、現代のウェブにあって多くの人に読まれる内容ではないかもしれませんが、
ランスとグリシフィアの歩む奇妙な運命の道とその結末は、僕が書かなければおそらく誰にも書かれることはないだろうと言う言葉ではっと気が付き、
たとえ少なくても、誰かの心に届くだろうという物語の力を信じ、描ききろうと考えています。
もしこの物語に何かの感情を抱かれた方は、どんな短いものでもコメントくだされば、大変嬉しいです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
鏡合わせの姫君 魂の鏡鳴 さつきいちご @ichigo_0515
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