概要
"お弁当のお礼だ、一曲歌ってやるよ"それが彼女との始まりでした。
内気な性格でぼっちな少女、憂地木兎、16歳はある日、廊下でぶつかった隣のクラスでピアスと金髪をした不良と噂の少女、尾鬼神実莉とお昼休みの校庭の隅で偶然にも再会、置かれた木製のベンチに並んで座ってお昼を食べることに。足りないと呟く尾鬼神に兎は自分の作ったお弁当を半分、分ける。感謝した尾鬼神はそのお礼にと持ってきていたケースからギターを取り出し歌を届ける。そしてその歌声は怖い見た目とは違い、優しく綺麗だった。感動した兎は再び歌が聞きたいと言った、それで二人はこんな約束をする。兎は作ったお弁当をあげる、尾鬼神はそのお礼に歌を歌ってあげる。そして次の日のお昼も同じ場所で二人は会う、けど昨日とは少し違うこともある、それは尾鬼神が兎のために即興で歌を作って聞かせること。それに兎は心を動かされて涙する。他
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