芸術は衝撃だ!砂漠の骨に吃驚仰天!

とある美大の入試。それも実技試験の場で
彼らはそれぞれに全く違った価値観に
打ちのめされる。
        互いの 作品 に。

彼女は、彼の作品である『砂漠の骨』を。
そして彼は、彼女の『吃驚仰天』を。

自信はあったし確信もあった。けれども、
互いに あの作品 を目にした事で心が
騒つく。それは真っ白なカンヴァスの中を
吹き抜ける、一足早い春風の如く。

     一見、真逆の彼等の出会い。

それは程よい 対 を成して、互いの切磋
琢磨と尊敬とを齎して行くのだろう。

もちろん、素敵な春の予感と共に。