色のない世界に咲いた百合の花、恋心が響く感動の物語。

初めて百合の作品を拝見しました。この短編小説は、心が幸せ色に染まる感動的な物語ですね。色覚障害で苦しむ主人公の孤独や不安、そして彼女を支える咲希の優しさが描かれており、心に深く響きます。

特に、主人公が色を理解し始める過程や、咲希との友情が描かれるシーンは非常に印象的です。咲希が主人公に色の名前を教え、彼女の世界を広げていく様子は、友情の力と人間の温かさを感じさせます。

また、主人公が困難を乗り越え、自分自身を受け入れていく姿勢も目頭が熱くなります。エンディングで咲希にプロポーズのような言葉をかけるシーンは、二人の絆の強さを象徴しており、希望と感動を与えます。

百合小説ならではの心温まるストーリーであり、深い感動を与える作品だと思います。

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