《完結》僕らは幾度も立ち上がる――作られた広場に集うゾンビたち

第1話 ネット小説投稿サイト

　彼らは作られた広場に集い、自身の創った「子供（さくひん）」をみんなの前で自慢する。

　何度も、何度も、何度も

　その「子供（さくひん）」の自慢を聞きに来る人に評価してもらうために。彼らは何度もここに来る。評価されなければ、心が折れてしまうことだってあるけれど

　何度も、何度も、何度も

　それでも広場に集まり、新しい「子供（さくひん）」を創り上げては自慢し続ける。そして、その中で挫けても

　何度も、何度も、何度も

　立ち上がり、この広場で戦ってきた日の当たる明るい場所にいる先人たちを目指して、夜のように暗い広場にいる者たちは

　何度も、何度も、何度も

　自らの「子供（さくひん）」を創り、それを発信し続ける。

　何度も、何度も、何度も

　どれだけ心が疲れ果て、壊れそうになっても、いつか広場の日の当たる場所に立つことを信じて、何度でも立ち上がり、自己アピールを続ける。

　今日も広場ではゾンビのようになった彼らが真夜中のように暗い広場に集まり、日に当たろうと子供（さくひん）を連れてここに集う。