概要
「しばらくなっちゃんのとこに、俺を置いて欲しい」
引きこもってパンを焼き続ける三十歳の『私』と、血の繋がりがない高校生の甥との物語です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!みなさん、パンってお好きですか?
だからといって、パンだけのお話ではありませんので、あしからず^^;
パンという食べ物。
そう、食べ物というものが、一体どんなものなのか。
手作りという食べ物が、作った相手と、もちろん、作った当人という当たり前なものの見方をもう一度考えさせられる物語です。
どんな時でもお腹は空くし、でも、いつでも美味しく感じるとは限らない……。
必要不可欠だけれど、いらない時もある。
感情というものは不思議です。
登場人物たちは、まるで主人公の作るパンにシンクロするようにして、納得、または、覚悟という成長をしていきます。
その答えが何なのかは、一度読んでみてください。
とても素敵な物語です。
ぜひ!…続きを読む